Case

導入事例

スタートアップだからこそ組織を大切に
社員が1人増えれば、会社は形を変えていく

株式会社PR Table 取締役/共同創業者 菅原 弘暁氏

事業内容
『PR Table』の企画・開発・運営 / 『PR Table Community』の企画・運営
業種
情報・通信・広告
従業員数
〜20名(導入時)

課題

  • 組織拡大に向けて組織力を強化したかった
  • 効果的な組織改善施策をデータに基づいて実施したかった

効果

  • 短サイクルで組織改善施策の効果検証ができた
  • 勘や経験ではなくデータを用いて組織状態を精緻に捉えることができた
  • 結果を社内外に公開することで、期待値コントロールができた

事業内容

当社は、「ポスト2020の日本社会にハートのある技術をインストールする」ということをミッションとして事業を行なっています。企業が自分たちの会社を伝えていくために「ストーリーテリング」という手法を用いたソリューションを提供しています。また、会社がプレスリリースで発表するほどではない小さな変化を、きちんとステークホルダーに報告していくような仕組みや表現のお手伝いをしています。現在で1,000社以上の企業や団体に利用して頂いています。

 

広報や人事という仕事において大切なことは、決してオペレーションを回すことではないと思っています。大切なことや想いを伝えるために時間を使ってほしい。そのためにはやり方も仕組みも仲間も足りない。その部分を、私たちがサポートしています。

組織運営を印象ではなく、データに基づいて行うために

導入のもともとの経緯としては、当社のクライアントが多数、モチベーションクラウドを導入していた、ということでした。伸びていくスタートアップやベンチャーは、どこも経営における組織の重要性を意識していて、モチベーションクラウドを導入していました。導入時の当社は従業員数が10人に満たない組織ではありましたが、今後の拡大を見越して、早めに導入することを決めました。

 

私たち自身が「ハートのある技術=パブリック・リレーションズ(PR)」というものを大切にしていく上で、PRのうちのひとつである「エンプロイ−・リレーションズ」を大切にするべき、というのは必然だとも思っています。従業員との良好な関係構築は、会社経営において最も大切なことだと思います。極論ではありますが、会社全体のパフォーマンスを上げようと思ったら、まず大切なことは新たな人材を採用することよりも、今いる人材のエンゲージメントを高めることだと思います。

 

労働人口が減っていく中で、人の採用はどんどん難しくなっていく。働くという形もどんどん変化していくと思います。その中で、人を惹きつける会社をつくるというのは、本質的なアプローチなのではないかと。そんな時に出会ったのが、モチベーションクラウドでした。業界内での知名度や圧倒的な実績が決め手になりました。

 

また、私自身が2人の代表取締役とともに会社を経営する身として感じていたことが、「組織についての意思決定が、経営トップによる印象で左右されてしまうのではないか」という懸念です。当社の強みは、私を含む経営陣の意識や志向が近いことではありますが、一方でそこには危機感も感じていました。組織状態に対しての捉え方や印象が同一化してしまうことは、長い目で見れば危うさも孕んでいる。組織の進む先に対して、建設的かつ論理的に議論するための材料がほしい、ということは感じていました。

短サイクルで実施することで素早い軌道修正ができる

モチベーションクラウドを導入して以来、約1年間で4回のサーベイを実施しています。多頻度でサーベイが実施できるのはいいですね。サーベイを実施する前から分かっていたことなのですが、当社には独特の企業風土が存在しています。分かりやすく言うと、男子校のような風土です(笑)。最初のサーベイ結果でも結構高い数値が出たのですが、全体的な連帯感というものが、小さな組織規模にしては高くないと感じていました。経営陣はじめ、男性が多く、いわゆる男子校的なノリに女性がついていけない、ということが起こっていたんじゃないかと。

 

項目だけを絞ってサーベイを実施するフォーカスサーベイという機能を活用して、代表の大堀航がメンバーを誘って飲みに行ってコミュニケーションをとったりしたのですが、その会食自体が男子校ノリになってしまう。たとえば毎回深夜まで飲んでしまうとか。それで実際にスコアも落ちてしまったので、「これ、多分この施策は間違っているぞ」ということで軌道修正をしました。スコアに対してすぐに手が打てて、効果検証ができるというのがいいですね。失敗も含めて、前進だと思っているので、色々と試せるというのはいいと思います。

 

当社のエンゲージメントスコアは、実施ごとにSNSなどで公開をしています。スコアだけでなく項目ごとの強み弱みも公開しています。売上を公表するのだったら、組織状態も公表したほうがいいと思いまして。当社で働く社員に対しても、今後入社する可能性のある応募者にとっても、期待値のコントロールもできています。もはや何か都合の悪いことを隠せる時代じゃないし、隠す意味もなくなってきています。だったらどんどん公開して、会社としての「説明責任」を果たそうと思っています。

社員が1人増えれば、組織は全く別の形になる

企業経営をしていると、改めて組織をつくっていくことの難しさを感じます。創業当時は代表の大堀航と大堀海と私の3人の組織でした。形としては三角形ですね。それが1人増えれば四角形、もう1人増えれば五角形に。そこで交わされるコミュニケーションも掛け算で増えていきます。今社員が1人増えたとしても、それは昨日までの組織にただ1人が増えたという感覚ではなく、全く新しい組織が生まれたと考えるようにしています。今までのやり方ではうまくいかない、正解なんてないんだと思っています。だからこそ、組織の状態を短いスパンで把握しておくことはとても重要で。ここまでいけば大丈夫、なんていう規模があればいいのですが、クライアントや先輩経営者の話を聞いても、そういう境地はないようです(笑)。大変だなとは思いますが、向き合い続ければ、その分強い組織という競争優位性が得られると思います。

 

モチベーションクラウドというサービスは、特効薬ではないと感じますね。漢方薬に近い。短期的なROIが特別に良いとは思いませんが(笑)、中長期的に見たらコストパフォーマンスは非常に高いと思います。まだまだ私たちも始めたばかりなので、それを証明したいですね。

 

今後は経営が使うのではなく、社員が活用するサービスへ

今後目指す組織、今後のモチベーションクラウドの活用というところでいくと、「当事者意識を高める」がテーマです。エンゲージメントスコアを高めていくことって、もちろん私たち経営陣がコミットして進めていくことではあるのですが、今後はより社員にも積極的に関わってもらおうと思っています。結果に対してどんな施策をするか、どんな公開の仕方をするか、という運用について、どんどん皆で考えてほしい。

 

エンゲージメントって、決して経営陣が従業員のコンディションを把握するためのものではなく、本来働く全ての人のためのものでもあると思うんです。一日の大半を過ごす会社、仕事を自分たちでもっともっと楽しくしていってほしい、と思っています。モチベーションクラウドを見て、社員みんなが、事業や組織を良くするための方法を考えていく、ということを実現したいですね。

※本事例中に記載の肩書きや数値、
固有名詞や場所等は取材当時のものです。

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