メガメニューを一時的に格納するセクション(消さないでください)

catch-img

社内ポータルとは何?目的やメリット・作り方をわかりやすく解説

社内に情報やツールが増え続けるなか、「必要な情報がすぐに見つからない」「うまく情報共有できていない」といった課題を感じている企業は少なくありません。こうした課題を解決する手段として注目されているのが、社内ポータル(社内ポータルサイト)です。

社内ポータルは、社内の情報や業務システムへの入口を一元化することで、業務効率や情報共有の質を高める仕組みです。本記事では、社内ポータルのメリットや構築する際のポイントなどについて解説します。

▼3分で分かる!!従業員エンゲージメントを可視化・改善するモチベーションクラウドはこちら​​​​​​

目次[非表示]

  1. 1.社内ポータルとは何?
  2. 2.社内ポータルの需要が高まっている理由
  3. 3.社内ポータルとして使われることの多いツールの例
  4. 4.社内ポータルを導入するメリット
  5. 5.社内ポータルサイトを構築する際のポイント
  6. 6.社内ポータルに関するご相談はモチベーションクラウド
  7. 7.まとめ

社内ポータルとは何?

社内ポータル(社内ポータルサイト)とは、企業内で利用する情報や業務システムへの入口を一元化した社内向けWebサイトのことです。

一般的なポータルサイトが不特定多数に向けて情報を提供するのに対し、社内ポータルは従業員のみが利用することを前提に、社内の情報や業務システムへのアクセスが集約されているのが特徴です。

従業員は社内ポータルにアクセスすることで、社内規程や業務マニュアル、各種申請書、社内ニュース、業務システムへのリンクなど、業務に必要な情報を確認できます。

これまで、社内の情報はメールやファイルサーバー、複数の業務システムなどに分散しがちでした。その結果、「どこに情報があるのか分からない」「必要な情報を探すのに時間がかかる」といった問題が生じ、業務効率の低下を招くこともありました。

社内ポータルは、こうした課題を解決するとともに、従業員がスムーズに必要な情報へアクセスできる「入口」としての役割を担っています。

社内ポータルとグループウェアの違いは?

社内ポータルは上述のとおり、社内の情報やシステムへの入口を集約した「ハブ」としての役割を果たします。一方、グループウェアはスケジュール管理や各種申請、共有作業など、日々の業務を実行するためのツールのことです。社内ポータルが「情報を探す場」であるのに対し、グループウェアは「業務を進める場」というイメージです。

社内ポータルの需要が高まっている理由

社内ポータルの需要が高まっている背景としては、大きく「社内情報・ツールの分散」「働き方の多様化」「業務効率化の要請」の3点が挙げられます。

●社内情報・ツールの分散

業務のデジタル化にともない、社内ではメールやチャット、ファイル共有ツール、各種業務システムなどが併存し、情報が分散しやすくなっています。「どこに何の情報があるのか分からず、探すだけで時間がかかる」といった状況は多くの企業で課題になっています。社内ポータルは、こうした情報やツールを一箇所に集約し、業務の起点を明確にする役割を果たします。

●働き方の多様化

リモートワークやハイブリッドワーク、モバイルワークの普及により、出社・在宅を問わず、誰もが同じ情報にアクセスできる仕組みが必要になりました。社内ポータルは、場所に依存しない情報共有の基盤として機能します。

●業務効率化の要請

企業規模が拡大するほど、情報の統制やルールの徹底は難しくなります。社内ポータルを通じて正確かつ最新の情報を発信することで、認識のズレや業務の属人化を防ぎ、会社全体の業務効率化を促すことができます。

社内ポータルとして使われることの多いツールの例

社内ポータルは、専用の「社内ポータルサイト」を構築するケースのほか、既存の業務ツールを活用して構築・運用されるケースも多く見られます。社内ポータルとして活用される代表的なツールとしては、「グループウェア」「社内SNS」「社内掲示板」の3つが挙げられます。

グループウェア

グループウェアは、スケジュール管理やワークフロー、文書共有などの機能を備え、その一部としてポータル機能を持つ製品も少なくありません。日常業務と情報閲覧を一体化できるのが大きな特徴です。

●社内SNS

社内SNSは、コミュニケーション活性化を目的としたツールです。固定投稿やリンク集を設けることで簡易的な社内ポータルとして活用することもできます。

●社内掲示板

社内掲示板は、全社・部門向けのお知らせや通達を掲載するための情報共有ツールです。投稿内容を時系列やカテゴリで整理でき、重要情報を一定期間ストックできるのが特徴です。トップページに最新のお知らせや重要投稿を集約することで、社内ポータルの一部として活用することもできます。

主な特徴

機能例

グループウェア

業務機能と情報共有を一体化

スケジュール管理、ワークフロー申請、文書共有、掲示板、ポータル画面、通知機能 など

社内SNS

社内コミュニケーションに強い

タイムライン投稿、コメント・リアクション、ファイル共有、固定投稿、リンク集 など

社内掲示板

お知らせ・通達の共有に特化

お知らせ投稿、カテゴリ管理、既読確認、添付ファイル、重要投稿の固定表示 など

社内ポータルを導入するメリット

社内ポータルは、単なる情報共有ツールではなく、企業全体の業務効率や組織運営の質を高めるための重要な基盤です。こちらでは、社内ポータルを導入することで得られるメリットを6つに分けて解説します。

社内情報を一元管理できる

社内ポータルを導入するメリットの一つが、社内に散在している情報を一箇所に集約できることです。社内規程、業務マニュアル、申請書類、会議資料、全社のお知らせなどを社内ポータル上で管理することで、情報の所在が明確になります。

これにより、「誰に聞けばいいか分からない」「資料が見つからない」といった無駄な時間やストレスを減らせます。また、情報の更新・管理を一本化することで、古い資料や誤った情報が使われるリスクも低減できます。

業務効率が向上する

業務に必要な情報やシステムへのアクセスを集約するのが、社内ポータルの大きな役割です。よく使う業務システムや申請ページ、マニュアルへのリンクをポータルにまとめておくことで、従業員は都度探す手間がなくなります。

特に新人や異動直後の従業員にとっては、「どこを見ればいいのか」が明確になることで、業務の立ち上がりがスムーズになります。情報の検索・確認にかかる時間が減ることで業務効率化が促され、従業員は本来注力すべき業務に集中できるようになります。

情報共有の抜け漏れを防げる

メールや口頭、部署ごとのツールに依存した情報共有では、どうしても伝達漏れや認識のズレが発生しやすくなります。社内ポータルを情報発信の起点にすることで、拠点も含め、すべての従業員が同じ情報を確認できる環境を整えられます。

重要なお知らせやルール変更、緊急連絡なども一元的に掲載できるので、確認漏れのリスクも最小限に抑えられます。情報共有の抜け漏れを防ぎ、組織として統一された行動を取りやすくなるのは、社内ポータルを導入するメリットの一つだと言えるでしょう。

場所を問わず利用できる

リモートワークやハイブリッドワーク、モバイルワーク、複数拠点での勤務が一般化するなかで、働く場所に左右されない情報基盤が求められるようになっています。社内ポータルは、インターネット環境があればどこからでも利用可能です。

出社時・在宅時・移動中を問わず、どこからでも同じ情報にアクセスできるため、場所による情報格差を防ぐことができます。社内ポータルは、柔軟な働き方を支える土台として不可欠な存在だと言えるでしょう。

業務の属人化を防止できる

業務のノウハウ・手順が特定の担当者に依存している状態は、引き継ぎや人事異動、退職時に大きなリスクになります。担当者不在によって業務が滞ったり、同じミスが繰り返されたりするケースも少なくありません。

社内ポータルに業務マニュアルやFAQ、過去の対応事例などを蓄積しておくことで、業務内容を可視化・標準化できます。業務の属人化を防ぎ、安定した業務運営が可能になるのは、社内ポータルを導入する大きなメリットの一つです。

社内コミュニケーションを活性化できる

社内ポータルは、情報共有の効率化だけでなく、社内コミュニケーションの活性化にも寄与します。全社向けのお知らせや経営層からのメッセージを定期的に発信することで、会社の方針や方向性を共有しやすくなります。

また、部署や拠点を越えて情報が見える化されることで、他部門の取り組みへの理解が深まり、組織全体の一体感向上にもつながります。社内ポータルの導入によって情報の透明性が高まることで、一人ひとりが会社とのつながりを実感しやすくなる結果、エンゲージメントの向上も期待できるでしょう。

社内ポータルサイトを構築する際のポイント

社内ポータルサイトを構築する際は、いくつかのポイントを押さえる必要があります。「①目的を明確にする」「②運用責任者を決める」「③的確な要件定義をする」「④設計・デザインを統一する」「⑤セキュリティ対策を講じる」「⑥運用を見据えた仕組みを構築する」という6つのポイントについて解説します。

①目的を明確にする

社内ポータルサイトを構築する際は、まず目的を明確にすることから始めましょう。情報共有の効率化を目的とするのか、業務効率化や申請業務の簡素化を重視するのか、あるいは社内コミュニケーションの活性化を図るのかによって、社内ポータルサイトの設計やコンテンツは大きく変わってきます。

目的が曖昧なまま進めてしまうと、「何を載せるべきか」「どんな機能が必要か」が定まらず、結果として使われないポータルになってしまいます。

目的を明確にすることで、社内ポータルサイトの役割や優先順位が整理され、「誰に・どのような情報を・どのように届けるのか」が見えてきます。その結果、不要な機能を増やさず、実務に直結した使いやすいサイトを構築しやすくなります。また、目的が明確になっていれば、導入後の効果測定・改善もしやすくなります。

②運用責任者を決める

社内ポータルサイトを成功させるうえで欠かせないのが、運用責任者を決めることです。社内ポータルサイトは構築して終わりではなく、更新・改善を継続してこそ価値を発揮するものです。運用責任者が不在の状態では、情報の更新が滞ったり、情報が古いまま放置されたりしやすく、次第に利用されなくなって社内ポータルサイトそのものが形骸化するおそれがあります。

運用責任者は、単なる更新作業の担当者ではなく、全体の品質と方向性を管理する役割を担います。

たとえば、「誰が・どのような情報を・どのくらいの頻度で更新するのか」「情報公開までの承認フローをどうするか」といった点を明確にすることで、情報の鮮度と信頼性を保ちながら、安定した運用が可能になります。また、定期的に掲載内容を見直し、不要な情報や重複した情報を整理することも、運用責任者の重要な役割です。

③的確な要件定義をする

社内ポータルサイトを成功させるポイントの一つになるのが、要件定義です。要件定義とは、「誰が・どのような場面で・何を使うのか」を整理し、必要な機能や構成を明確にする工程のことです。要件定義で大切なのが次の3点です。

●利用者と利用シーンを明確にする

管理部門、一般社員、新入社員など、主な利用者を洗い出し、それぞれがどのような情報を必要としているかを整理します。日常業務で頻繁に使う情報と、必要なときだけ参照する情報を分けて考えることで、優先度の高いコンテンツが見えてきます。

●掲載する情報や必要な機能を整理する

掲載する情報や必要な機能を具体化します。お知らせ、マニュアル、申請書、FAQ、業務システムへのリンクなど、目的に沿ったコンテンツを洗い出し、「必須」「あると便利」といった形で整理しましょう。コンテンツや機能を詰め込みすぎないことも重要です。

●運用を見据えて要件定義する

要件定義の段階から、社内ポータルサイトの運用フェーズまで見据えておくことが重要です。更新頻度や更新コンテンツの範囲、承認フロー、運用責任者や更新担当者の体制などをあらかじめ想定しておくことで、無理なく運用できる社内ポータルサイトを構築できます。

④設計・デザインを統一する

社内ポータルサイトは、すべての従業員が日常的に触れるものです。そのため、年齢や社歴を問わず、誰もが直感的に使えるよう、設計・デザインを統一することが重要です。その際に意識したいのが次の2点です。

●画面構成・導線を統一する

画面の構成や導線に統一感がないと、従業員は利用するたびに「あの情報はどこにあるだろう」と探さなければいけません。そうならないよう、ナビゲーションの位置やメニューの構成、情報の配置ルールを共通化することが重要です。

誰もが迷わず直感的に必要な情報にアクセスできる設計が理想です。こうした設計ができれば、社内ポータルサイトの利用率が向上し、業務効率化につながるでしょう。

●デザインルールを最適化する

デザイン面にも配慮することで、より使いやすい社内ポータルサイトになります。文字サイズや色使い、アイコン、ボタンの形などのデザインルールを最適化することで、視認性が高まり、情報を素早く把握できるようになります。装飾を増やしすぎず、できるだけシンプルなデザインにすることが、日常業務での使いやすさを高めるポイントです。

⑤セキュリティ対策を講じる

社内ポータルサイトには、社内規程や人事情報、業務資料など、機密性の高い情報が集約されます。そのため、十分なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。セキュリティ対策が不十分な場合、情報漏えいや不正アクセスといった重大なリスクにつながるおそれがあります。特に重要な対策として、以下の2点が挙げられます。

●アクセス制限を設ける

社内ポータルサイトでは、誰が、どの情報にアクセスできるのかを明確に定義する必要があります。従業員全員が閲覧できる情報と、部署・役職・担当者ごとに閲覧を制限すべき情報を切り分け、適切なアクセス制御をおこないましょう。

●認証・アカウント管理を徹底する

ID・パスワード管理やシングルサインオン(SSO)など、認証方式の整備も重要なポイントです。あわせて、退職者や異動者のアカウント権限をすみやかに削除・変更するなど、人事異動を前提とした運用ルールを整備しておきましょう。

⑥運用を見据えた仕組みを構築する

社内ポータルサイトは、構築して終わりではありません。導入時から運用を前提とした仕組みを整えることが、後の活用・定着につながります。そのために、次の3点を意識しましょう。

●更新が途絶えない仕組みをつくる

社内ポータルサイトが使われなくなる主な原因は、「情報が更新されない」「内容が古いまま放置されている」ことです。運用責任者を中心に更新の流れをあらかじめ決めておくことで、形骸化を防ぎましょう。

●運用負担を最小限に抑える

運用の負担が大きいと、継続的な更新は難しくなります。専門知識がなくても簡単に更新できるサイトを構築するとともに、テンプレート化や投稿ルールの統一により、効率的に更新できる環境を整えましょう。

●利用状況をもとに改善する

アクセス状況や閲覧されているコンテンツを確認しながら、継続的に改善をおこないましょう。利用状況をもとに構成やコンテンツを見直すことで、社内ポータルサイトは業務に欠かせない基盤として定着していきます。

社内ポータルに関するご相談はモチベーションクラウド

リンクアンドモチベーションが提供する「モチベーションクラウド」は、従業員エンゲージメントを可視化し、組織改善を支援するクラウドサービス。国内最大級のデータベースを元にしたエンゲージメントスコア(ES)によって人材力と組織力を診断します。

32項目のサーベイ調査結果をAIが即座に分析し、自組織の課題を特定。コンサルティングを通じて採用・育成・制度・風土の課題を解決し、組織変革を実現します。

まとめ

社内ポータルは、社内の情報やシステムを一元化することで、業務効率化や情報共有の円滑化を実現する重要な基盤です。社内ポータルを導入することで、情報の分散や属人化を防ぎながら、働く場所を問わず安定した業務環境を整えることができます。

ただし、せっかく導入した社内ポータルが使われず、すぐに形骸化してしまう例も少なくありません。目的を明確にし、運用責任者を中心とした体制を整え、運用を見据えて構築することが重要です。

執筆者:LM編集部
執筆者:LM編集部
理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。
▼当コラムの編集ポリシーはこちら

組織改善のお役立ち資料が無料ダウンロードできます

3分でわかる
モチベーションクラウド

マネジメント育成の
手引き

従業員エンゲージメントが
企業経営にもたらす効果

この記事を読んだ人は、こんな記事にも興味を持っています

あなたの組織にも、課題はありませんか?

組織改善ならモチベーションクラウド