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エンゲージメントサーベイツールとは何?主な機能や費用・比較ポイントを徹底解説

働き方の多様化や人材の流動化が進む現代において、従業員の本音や組織の状態を正確に把握することは、企業経営における重要なテーマの一つになっています。その有効な手段として注目されているのが、「エンゲージメントサーベイツール」です。

本記事では、エンゲージメントサーベイツールの基礎知識をはじめ、主な機能、費用の目安、導入時に押さえておきたいポイントなどについて解説します。ぜひ、自社に最適なツール選びの参考にしてください。

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目次[非表示]

  1. 1.エンゲージメントサーベイツールとは何?
  2. 2.エンゲージメントサーベイツールが必要とされる理由
  3. 3.エンゲージメントサーベイツールの主な機能
  4. 4.エンゲージメントサーベイツールにかかる費用目安
  5. 5.エンゲージメントサーベイツールの選定・比較ポイント
  6. 6.組織変革のことならモチベーションクラウド
  7. 7.まとめ

エンゲージメントサーベイツールとは何?

エンゲージメントサーベイツールとは、アンケートを通じてエンゲージメントを可視化するツールです。エンゲージメントは一般的に、従業員の会社に対する「愛着心」「愛社精神」「思い入れ」といった意味で使われる言葉です。弊社では、「会社と従業員の相互理解・相思相愛度合い」と定義しています。

エンゲージメントサーベイツールを導入することで、仕事のやりがい、上司との関係性、成長実感などを把握できます。その結果、離職リスクの早期発見や組織課題の特定が可能となり、人事施策の改善につなげられます。勘や経験に頼らず、データに基づいて組織を改善したい企業にとって不可欠なツールだと言えるでしょう。

エンゲージメントサーベイツールが必要とされる理由

エンゲージメントサーベイツールが必要とされる主な理由としては、次の3点が挙げられます。

●勘や経験だけでは組織の実態を把握できない

働き方の多様化やリモートワークの普及により、従業員の本音や組織の課題は見えにくくなっています。日常の会話や管理職の感覚だけでは、モチベーションの低下や不満の兆しを捉えることは困難です。

●離職・生産性低下を未然に防ぐ

エンゲージメントの低下は、離職や生産性低下の前兆となります。エンゲージメントサーベイツールを活用すれば、従業員や組織の状態を把握でき、リスクの早期発見と適切な対応が可能になります。

●データに基づいて組織を改善する

エンゲージメントサーベイの結果を分析することで、組織課題の優先順位が明確になります。属人的な判断に頼らず、データに基づいて組織改善を進めるために不可欠なツールです。

エンゲージメントサーベイツールの主な機能

エンゲージメントサーベイツールは、従業員や組織の状態を把握するだけでなく、組織改善を支援する機能も備えています。基本的な機能である「サーベイ機能」と「エンゲージメントおよびモチベーション向上支援機能」について解説します。

①サーベイ機能

サーベイ機能は、エンゲージメントサーベイツールの中核となる機能です。仕事のやりがい、組織への信頼感、人間関係、成長実感などをアンケート形式で収集し、一人ひとりの従業員および組織の状態を数値として可視化します。

部署別・役職別・年代別などの属性分析や、過去のサーベイデータとの比較をおこなうことで、「どこに、いつから、どのような課題があるのか」を具体的に特定できます。感覚や印象ではなく、客観的なデータとして把握できるため、組織の現状について経営層・人事・現場の間で共通認識を持ちやすくなります。

●パルスサーベイ

少数の設問からなるサーベイを月1回・週1回など、高頻度で実施します。従業員のコンディションや組織の温度感をタイムリーに把握でき、日常的な変化を見逃しにくいのが特徴です。

●センサスサーベイ

年1回・半年に1回などの頻度で実施するサーベイで、組織全体を網羅的に調査します。エンゲージメントの全体傾向や構造的な課題、中長期的な変化を把握するのに適しています。

●テーマ別サーベイ

人事制度改定、評価制度、働き方改革など、特定のテーマに絞って実施するサーベイです。施策実施後の影響や現場の受け止め方をピンポイントで確認できるのが特徴です。

●カスタムサーベイ

自社独自の設問を設定できる機能です。業種特有の課題や経営方針、組織文化に沿った調査が可能になります。

●オンボーディングサーベイ

新入社員を対象に実施するサーベイで、入社初期の不安やミスマッチを早期に把握するためにおこなわれます。配属後のフォローや育成施策に活用することで、定着率向上や早期離職防止につながります。

②エンゲージメントおよびモチベーション向上支援機能

エンゲージメントおよびモチベーション向上支援機能は、エンゲージメントサーベイの結果を起点に、組織課題の可視化から改善の実行、効果検証までを一貫して支援する機能群です。単に調査結果を確認して終わるのではなく、課題の整理・優先順位付けを行い、コミュニケーション施策や制度改革などの具体的な施策へとつなげることで、実効性の高い組織改善を可能にします。

●課題抽出・優先順位付け

エンゲージメントサーベイの結果を多角的に分析することで、エンゲージメント低下の要因や、組織が抱える本質的な課題を明確にします。

具体的には、設問ごとのスコアや推移、部署別・役職別・年代別といった属性分析を通じて、「どの層で」「どの項目が」「どのタイミングから悪化しているのか」を把握できます。ツールによっては、優先度の高い課題を自動的に抽出・順位付けする機能を備えているものもあります。

●改善施策の設計・提案

抽出した課題に基づいて、具体的な改善施策を提示します。たとえば、評価制度の見直し、1on1の実施、コミュニケーション施策の導入など、課題に応じた施策案や他社の成功事例がレコメンドされるため、人事担当者や管理職は施策検討の負担を軽減できます。

●マネジメント支援

多くのエンゲージメントサーベイツールには、管理職向けに部門別の結果や、特に注意すべきポイントを分かりやすく可視化する機能があります。これらの情報を1on1ミーティングやチームミーティングで活用することで、感覚や経験に頼らない対話が可能になり、マネジメントの質を高められます。

●人材育成・キャリア支援

エンゲージメントサーベイの結果から、従業員の成長実感や不安、挑戦意欲の度合いを把握できれば、人材育成やキャリア支援にも活用できます。スキル開発施策や配置検討、育成計画にデータを反映することで、一人ひとりに適した支援が可能となり、中長期的なエンゲージメント向上につながります。

●効果検証

施策実行後は再度エンゲージメントサーベイを実施し、効果を検証します。各施策がエンゲージメントにどのような影響を与えたのかを数値で確認できるため、効率的に施策の見直しができます。このように、サーベイを軸にして継続的にPDCAを回すことで、エンゲージメント向上を一過性の取り組みに終わらせず、組織文化として定着させることが重要です。

エンゲージメントサーベイツールにかかる費用目安

エンゲージメントサーベイツールの料金体系は、従業員数に応じた従量課金制が一般的です。具体的な費用は、従業員一人あたり月額300円前後が目安とされています。数十名規模の組織であれば月数万円、数百名以上の企業の場合は月数十万円規模になります。

従業員数だけでなく、エンゲージメントサーベイの実施頻度や機能の充実度、コンサルティングなどサポートの有無によってもエンゲージメントサーベイツールの費用は変わってきます。

エンゲージメントサーベイツールの選定・比較ポイント

エンゲージメントサーベイツールを選定する際に比較したいポイントが、「従業員のケア・サポートにつながるか」「エンゲージメント向上施策に反映できるか」「操作しやすく見やすいか」「目的・予算に合っているか」「サポート体制は充実しているか」の5点です。

H3:①従業員のケア・サポートにつながるか

エンゲージメントサーベイツールを選定する際は、調査結果が従業員のケアやサポートにつながる設計になっているかを確認することが重要です。

たとえば、エンゲージメントスコアや特定項目の急激な低下を検知するアラート機能が備わっていれば、モチベーション低下や業務過多、体調不良といった兆しを早期に把握できます。

これにより、休職や離職に至る前の段階で声掛けや面談をおこなうなど、予防的な対応が可能になります。

また、部署別・役職別・年代別といった属性ごとの傾向分析ができるエンゲージメントサーベイツールであれば、組織全体の課題と個別の課題を切り分けて把握できます。

特定の部署や階層に偏ってエンゲージメントが低下している場合でも、その背景を読み取り、対象に応じたきめ細やかなフォローや施策設計につなげやすくなります。

②エンゲージメント向上施策に反映できるか

エンゲージメントサーベイの結果を、具体的なエンゲージメント向上施策に反映できるかどうかも重要なポイントです。単に課題を可視化するだけでなく、評価制度の見直しや福利厚生の充実、コミュニケーション施策の導入など、実行可能な施策へ落とし込める仕組みがあるかを確認しましょう。

また、同様の傾向や課題を持つ他社の成功事例や、データに基づいた推奨アクションが提示されるツールであれば、施策立案にかかる工数を抑えながら効果的な取り組みを進められます。

③操作しやすく見やすいか

操作性の良さも、エンゲージメントサーベイツールを選定するうえで欠かせない重要なポイントです。設問の作成や配信設定、対象者の選択、リマインドの設定といった一連の操作を、直感的におこなえるかどうかは、担当者の運用負荷を大きく左右します。

また、サーベイの回答率を上げるためには、現場の従業員が迷わずに使えるUIであることも重要です。設問にスムーズに回答できることや、スマートフォンでの回答に対応していることなど、従業員の回答しやすさはデータの品質に直結します。UIが不親切で操作が分かりにくいツールの場合、回答率が低下し、サーベイ自体が形骸化してしまうおそれがあります。

加えて、サーベイ結果の見やすさも重要な判断基準です。データの傾向や推移が色付き表示やグラフなどで視覚的に整理されており、組織全体の傾向や部門別の違いをひと目で把握できれば、経営層や管理職にもスムーズに共有でき、迅速な意思決定につながるでしょう。

④目的・予算に合っているか

エンゲージメントサーベイツールは、自社の導入目的に合致しているかどうかを軸に選定することが重要です。

離職防止を重視するのか、人材育成やマネジメント強化に活用したいのかによって、求められる機能やサポート内容は変わってきます。目的に対して機能が不足していないか、あるいは必要以上に多機能で運用負荷が高くならないかを見極めて、最適なツールを選定しましょう。

併せて、予算とのバランスも慎重に検討する必要があります。多くのエンゲージメントサーベイツールは従業員数に応じた月額課金制を採用していますが、高度な分析機能やコンサルティング支援、改善施策の提案などは、別途オプション契約が必要になるケースもあります。初期費用、月額費用、オプション費用を総合的に比較し、判断することが重要です。

⑤サポート体制は充実しているか

エンゲージメントサーベイツールの導入を検討する際は、必ずベンダーのサポート体制も確認しましょう。初期設定や設問設計に対応してもらえるかどうかによって、導入初期の立ち上がり方は大きく変わってきます。

もちろん、導入後の運用サポートも欠かせません。運用中に不明点やトラブルが発生した際に迅速に対応してもらえるか、マニュアルやFAQが整備されているかといった点は、継続利用するうえで必須の条件になるでしょう。

さらに、サーベイ結果の読み解き方や、改善施策への落とし込み方について、専門スタッフによるアドバイス・支援が受けられるかどうかも確認しておきたいポイントです。

自社の人事部門の経験値やリソースを踏まえ、どこまでのサポートを求めるのかを明確にしたうえで、最適なエンゲージメントサーベイツールを選定しましょう。

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まとめ

エンゲージメントが営業利益率や労働生産性の向上に寄与することが、各種調査や研究から明らかになっており、現在、多くの企業がエンゲージメント向上に本格的に取り組むようになっています。

エンゲージメントサーベイツールは、従業員や組織の状態を可視化するだけでなく、課題の抽出から改善施策の実行、効果検証までを支える重要な仕組みです。ぜひ自社に適したエンゲージメントサーベイツールを導入し、データに基づく継続的な改善施策によってエンゲージメント向上を図っていきましょう。

執筆者:LM編集部
執筆者:LM編集部
理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。
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