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HRテック(HR Tech)とは?導入のメリットや流れ、会社事例を解説


目次[非表示]

  1. 1.HRテックとは
  2. 2.HRテックが注目される背景
  3. 3.HRテックが活用されている領域
  4. 4.HR テックの導入で期待できる効果やメリット
  5. 5.HRテックの主なサービス例
  6. 6.HRテックの導入手順
  7. 7.HRテックの導入における注意点
  8. 8.HRテックのサービスを展開する会社事例とは?
  9. 9.まとめ

HRテックとは

HRテック(エイチアールテック)は、人事業務の近代化と効率化を目指す技術のことを指します。この分野では、AI(人工知能)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの先進技術が使用されています。
これらの技術は、従来の人事管理業務を大きく変革することを目的としています。以前の人事管理は主にアナログな方法で行われていましたが、HRテックの導入により、これらのプロセスが大幅に変わりつつあります。
近年様々なサービスが普及していますが、そもそもの定義や範囲など、基本的なものをおさえておくようにしましょう。

HRテックができること

従来の人事管理業務はアナログな業務が大半でしたが、そこに大きな変革をもたらそうとする流れがHRテックと呼ばれるようになりました。従業員情報管理、人材採用、人事評価、人材育成、人材配置から、勤怠管理や給与計算、社会保険手続きなどの労務管理、リモートワーク対応やエンゲージメントサーベイ、福利厚生、健康管理やメンタルヘルス管理まで、昨今のHRテックは非常に幅広い領域をカバーするようになっています。人や組織に関わるあらゆる業務や出来事をデータ化し経営に積極活用される時代も、そう遠くはないでしょう。

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HRテックの定義と範囲

HRテック(Human Resources Technology)は、人事業務において革新的なテクノロジーを活用することを指す言葉です。

この分野では、人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングといった最先端技術が用いられ、従来の人事管理方法を根本から変革することを目的としています。HRテックの導入は、人事部門の作業を自動化し、より効率的かつ戦略的にすることを可能にします。

HRテックの主な範囲には、従業員情報管理、人材採用、人事評価、人材育成、人材配置などが含まれます。これにより、企業は従業員に関するデータを集約し、経営戦略や意思決定のために活用することができます。

HRテックが注目される背景

HRテックが注目される背景には、以下のように複数の重要な要因があります。

・テクノロジーの発展によるクラウド型サービスの普及
・人事戦略の重要性の高まり
・はたらき方の変化

テクノロジーの発展によるクラウド型サービスの普及

テクノロジーの進化は、特にクラウドコンピューティングの普及に大きく影響を与えています。クラウド技術により、企業は物理的なサーバーやストレージに依存することなく、必要なサービスをインターネット経由で利用できるようになりました。これにより、HRテックサービスはよりアクセスしやすく、コスト効率が高く、拡張性に富んだものになっています。

従業員データの管理、人材採用プロセス、パフォーマンスの追跡など、多くのHR機能がクラウドベースで提供されるようになったことは、HRテックの普及を大きく後押ししています。また、クラウドサービスはリモートワークや分散型チームの管理を容易にし、従業員のアクセシビリティと協働を向上させています。

人事戦略の重要性の高まり

現代のビジネス環境では、人事戦略の重要性がかつてないほど高まっています。企業が市場で競争力を持つためには、才能ある従業員を引き付け、育成し、維持する必要があります。

HRテックは、人材の採用から育成、維持に至るまで、人事戦略のあらゆる側面をサポートするツールとして重要な役割を果たしています。データ駆動型の意思決定、効率的なタレントマネジメント、従業員エンゲージメントの向上など、HRテックは企業がこれらの課題を効果的に解決するためのキーとなっています。

これらの技術により、企業は人事戦略をデータに基づいて最適化し、組織全体のパフォーマンスを向上させることが可能になります。

働き方の変化

近年、働き方は急速に変化しています。リモートワークの普及、フレキシブルな労働時間、プロジェクトベースのアサインメントなど、従業員のニーズと期待は多様化しています。

このような変化は、従来の人事管理システムでは対応が困難であり、HRテックの導入が必要不可欠な要素となっています。

HRテックは、リモートでの労働管理、パフォーマンス評価、コミュニケーションツールの統合、そして柔軟な勤務体系のサポートなどを可能にします。これにより、企業は従業員の働きやすさを向上させ、生産性を高めることができます。

また、従業員の多様なニーズに応えることで、才能のある人材の獲得と維持がより容易になります。

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HRテックが活用されている領域

HR テックとは?注目されている理由やサ

HRテックは、企業の人事部門において多方面で活用されており、主要な領域は以下の通りです。

人事業務の管理やデータ化

HRテックは、従業員の情報管理や人事業務のデータ化において中心的な役割を果たしています。これには従業員の個人情報、職歴、スキルセット、パフォーマンス評価などのデータが含まれており、クラウドベースのHRシステムを使用することで、これらの情報は一元化され、安全かつアクセスしやすい形で管理されます。
また、従業員自身が自分の情報を更新したり、パフォーマンスフィードバックを受け取ったりすることも可能になります。これにより、人事部門の効率が大幅に向上し、従業員のエンゲージメントも高まります。

オペレーション業務の効率化

HRテックは、勤怠管理、給与計算、福利厚生の管理など、日常的な人事のオペレーション業務の効率化にも大きく貢献しています。自動化ツールと統合システムの導入により、これらのプロセスは時間とコストの節約につながります。
例えば、自動化された勤怠管理システムは従業員の出勤状況をリアルタイムで追跡し、給与計算の誤りを最小限に抑えることができます。また、福利厚生プログラムの管理もシンプルで直感的なインターフェースによって容易になり、従業員の満足度を向上させることができます。

分析・立案などの精度や速度の向上

HRテックのもう一つの重要な領域は、データ分析と戦略立案の精度と速度を向上させることです。ビッグデータ分析とAI技術を活用することで、人事部門は従業員に関する膨大なデータから有意義な洞察を得ることが可能になります。
これにより、人材採用の戦略、従業員のパフォーマンス評価、キャリアパスの開発、組織の構造改革など、よりデータに基づいた意思決定が行えるようになります。また、AIを用いた予測分析は、将来の人材ニーズや従業員の流動性を予測し、それに応じた採用計画や保持戦略を策定するのに役立ちます。

HR テックの導入で期待できる効果やメリット

HR テックの導入で期待できる効果やメリットについてご説明します。

ヒューマンエラーの防止

HR テックを導入することで得られるメリットとして、ヒューマンエラーの防止が挙げられます。人による手作業は、どんなに注意を払ってもミスやエラーが起こるリスクをゼロにすることはできません。しかし、HR テックを活用すれば複雑な計算やデータ処理を迅速かつ正確におこなうことができるようになります。また、HR テックはデータに基づいた客観的な判断ができるという利点があります。人事担当者の感情などを挟む余地を排除でき、より的確な意思決定をサポートしてくれるでしょう。

業務の効率化

人事関連業務のなかには、給与計算や勤怠管理などのルーティンワークも多々あります。こうした業務は不可欠なものですが、手作業でおこなうのは非効率で、多くの労力・時間を費やす傾向にあります。しかし、例えばRPAを導入すれば、このようなルーティンワークを自動化・半自動化することができます。HR テックにより業務効率化を実現できるだけでなく、従業員がルーティンワークから解放されることで、よりコアな業務に時間を割けるようになったり、モチベーションアップにつながったりするなど副次的な効果も期待できるでしょう。

コスト削減

HR テックを導入して、たとえば紙ベースでおこなっていた人事業務をデータ化したり自動化したりすることで業務を効率化できれば、残業代など人件費の削減につながるでしょう。さらに拡大解釈をすれば、HR テックを採用や人材配置に活用することで、従業員の定着率を高めたり離職率を抑えたりすることができれば、結果的に採用コストの削減につながることも検討され始めています。また、人材教育にHR テックを活用することで研修費や教材費、会場費などの圧縮にもつながるでしょう。このように、HR テックの導入によって様々なコスト削減効果が期待できます。

採用の質の向上

近年、中途採用支援サービスでもAIを導入したサービスが開発され始めています。AIによるデータ解析によって、膨大な人材データベースからその企業に適した人材を抽出し、紹介してもらえます。AIをはじめとするHRテックのテクノロジーを活用することで、データを駆使した戦略的な採用活動が可能になり、企業と人材のマッチング度は大きく高まることが期待されています。人材不足が深刻になるなか、多くの企業が自社に合った人材の獲得に苦労していますが、HRテックは人材採用の悩みを解消する新たな手立てになり得るでしょう。

HRテックの主なサービス例

HRテックは多岐にわたる分野で企業の人事業務を効率化し、革新しています。以下に主要なサービス例を7点紹介します。

求人マッチング

求人マッチングサービスは、適切な候補者を企業の空きポジションに効率的にマッチングするために使用されます。この技術は、求職者のスキル、経験、教育背景などのプロファイルと、企業の求人要件を照合し、最も適した候補者を特定します。

AIと機械学習の技術を利用して、求職者の興味やキャリアの志向性を分析し、それに基づいて求人を提案することも可能です。これにより、採用プロセスの時間とコストを削減し、より適切な人材の確保が可能になります。

タレントマネジメント

タレントマネジメントシステムは、組織の成果を最大化するために、さまざまな機能を提供します。このシステムは、従業員のパフォーマンス管理に焦点を当て、従業員の能力向上や成長に貢献します。さらに、キャリア開発や後継計画の面でもサポートを提供します。

このシステムを使用することで、従業員のスキル、業績、キャリアの進展を継続的に追跡することができます。その結果、個々の従業員に対して適切なトレーニングや開発プログラムを提供することができます。

エンゲージメント

従業員エンゲージメントツールは、職場の満足度や従業員のモチベーションを測定し、向上させるために用いられます。さらに、これらのツールは会社の成功にも重要な役割を果たします。定期的な調査により、従業員の意見や感情を把握することができます。

また、フィードバックツールを使用することで、従業員は自分の成長を促進するための具体的なアドバイスを受けることができます。さらに、社内コミュニケーションプラットフォームは、従業員同士や上司とのコミュニケーションを円滑にし、情報共有を促進します。

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勤怠管理

勤怠管理システムは、企業の効率を向上させる重要なツールです。このシステムにより、従業員の出勤や退勤、休暇、残業などの記録が自動的に行われます。これにより、従業員や管理者は手作業での記録作業から解放され、時間とエネルギーを節約することができます。

従来の手動の方法では、ヒューマンエラーによる計測の誤りが発生する可能性がありましたが、自動化されたシステムにより、正確さが保証されます。これにより、給与計算の誤りを減らし、従業員と企業の信頼関係を構築することができます。

給与計算

給与計算システムは、従業員の給与やボーナス、控除などの計算を自動化し、そのプロセスを簡素化します。さらに、給与計算システムは税法や社会保険料の計算を行うだけでなく、給与明細の生成や銀行振込などの機能も提供します。

これにより、企業は労働法規の変更に柔軟に対応できるだけでなく、給与計算にかかる作業時間や手間を大幅に削減することができます。給与計算システムは、正確で迅速な給与計算を実現するために開発された最新のテクノロジーを活用しています。

健康管理

健康管理システムは、従業員の健康と福祉をサポートするために設計されています。その目的は、従業員の健康を維持し、病気やケガのリスクを最小限に抑えることです。

このシステムでは、健康診断の記録を管理するだけでなく、フィットネス活動の追跡やメンタルヘルスサポートプログラムの提供も行います。従業員の健康状態を追跡することで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。

事務手続き

事務手続き自動化ツールは、人事部門の日常業務を効率化するために、採用、オンボーディング、従業員の退職手続きなどのさまざまな業務に対応しています。

これらのツールは、フォームの記入や文書の承認、データ入力などのプロセスを自動化することで、エラーを減少させ、時間を節約することができます。さらに、従業員自身がオンラインでこれらの手続きを完了できるようにすることで、人事部門の負担を軽減することも可能です。

HRテックの導入手順

HRテックの導入は組織の効率化と戦略性を高める重要なステップです。以下にその4つの主要なステップを紹介します。

業務棚卸を行う

HRテック導入の最初のステップは、現在の人事業務の徹底的な棚卸しを行うことです。これには、従業員情報の管理、採用プロセス、パフォーマンス評価、給与計算、福利厚生の管理など、人事部門が担当している全ての業務を含みます。
この段階で重要なのは、各業務の詳細を把握し、どのプロセスが時間とリソースを大量に消費しているか、または効率が低いかを特定することです。業務の棚卸しにより、どの領域が最もHRテックの恩恵を受ける可能性が高いかを明確にすることができます。

テクノロジーで代替できる業務を仕分けする

業務の棚卸しを行った後、次に行うべきは、どの業務がテクノロジーによって代替または効率化され得るかを特定することです。
例えば、手作業によるデータ入力、複雑なスプレッドシートの管理、定期的な報告書の作成など、自動化によって時間を節約できる業務はHRテックの良い候補となります。また、採用プロセスやパフォーマンス評価など、より戦略的な意思決定を支援するためにデータ分析が必要な業務も重要です。

目的に応じた最適なソリューションを見つける

次のステップは、特定されたニーズと課題に最適なHRテックソリューションを見つけることです。市場にはさまざまなHRテクノロジーソリューションが存在しており、それぞれに独自の機能と利点があります。
ここで重要なのは、企業の特定の要件、予算、そして長期的な戦略に合ったソリューションを選択することです。ソリューションの選択には、ベンダーとの詳細な議論、デモのリクエスト、既存の顧客のフィードバックの調査などが含まれます。

導入プロジェクトを立ち上げる

最後のステップは、選択したHRテックソリューションの導入プロジェクトを立ち上げることです。この段階では、プロジェクトチームを組織し、明確なタイムラインと目標を設定することが重要です。
導入プロジェクトには、システムの設定、データの移行、従業員へのトレーニング、プロセスの再設計などが含まれます。また、導入プロジェクトの成功には、組織全体のサポートと協力が必要です。そのため、変更管理と従業員のエンゲージメントを促進する施策を計画に組み込むことが重要です。

HRテックの導入における注意点

HRテックの導入は多くのメリットをもたらしますが、そのプロセスにはいくつかの注意点があります。

それなりの時間や労力がかかる

HRテック導入は、ただ単に新しいソフトウェアをインストールするだけではありません。これは組織全体に影響を及ぼすプロジェクトであり、適切な計画、実装、評価のプロセスを必要とします。

実装には時間がかかり、従業員や管理職には新しいシステムへの適応や学習が求められます。また、既存のシステムから新しいシステムへのデータ移行には、慎重な処理と確認が必要です。

従業員への十分なトレーニングやサポートを提供することも重要で、新システムの導入に伴う変化に対する抵抗を最小限に抑えるためには、明確なコミュニケーションと継続的なサポートが必要です。必要に応じて、社内研修を行ってレクチャーをしましょう。

個人情報の扱いに注意する

HRテックは従業員に関する大量の個人データを扱います。したがって、データ保護とプライバシーの観点から、厳格なセキュリティ対策が必要です。

個人情報保護法やGDPR(一般データ保護規則)などの法規制を遵守し、従業員の個人データを安全に保管・管理することが不可欠です。

また、データの収集と利用に関するポリシーを明確にし、従業員に対して透明性を持ってこれを伝えることも重要です。データ漏洩や不正アクセスを防ぐための適切なセキュリティ対策を講じることは、企業の信頼性を維持し、法的な問題を防ぐ上で欠かせません。

個人情報の流出は、個人にとって不利益となるとともに、企業全体のブランドイメージの低下にもつながるので、注意が必要です。

最終判断を任せない

HRテックの導入に際して、最も重要なのは、テクノロジーに最終的な意思決定を全て任せないことです。AIや自動化ツールは効率的なデータ処理や分析を行うことができますが、それらはあくまでも人間の判断を助けるためのツールに過ぎません。

特に、採用、昇進、解雇などの重要な決定においては、テクノロジーの提供するデータや推薦を参考にしつつも、最終的な決定は人事担当者や管理職の裁量に基づいて行うべきです。

テクノロジーに過度に依存することなく、人間の判断、経験、直感を尊重するバランスが重要です。また、テクノロジーが提供するデータや分析結果に偏見がないか、定期的にチェックし、必要に応じて調整を行うことも重要です。

HRテックのサービスを展開する会社事例とは?

HRテック企業は、HR領域の課題を解決することで組織や従業員のパフォーマンスの最大化を図るシステム・ソリューションを提供する企業です。

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■HRテックサービスの全体像について

具体的なHRテックのサービスについて1つずつ細かく紹介する前に、まずはどのような領域が存在するのか、その全体像について説明していきます。

ここでは、従業員の入社前・入社後に大きく分類し、それぞれ必要な業務とサービスについて分類しています。概要を下記に紹介します。

◆入社前(採用時)HRテックサービス

・応募

人材を採用する上で、最初のステップとなる人材の「応募」段階での業務を支援するサービスです。具体的には、候補者を募る為の求人掲載系のサービスや、候補者の管理ができるサービスがあります。

・選出

「応募」の次のステップとなる、人材の「選出」段階での業務を支援するサービスです。採用候補者について、一定の条件で絞り込んでくれるスクリーニング系のサービスや、人材の採用が決まってから入社後の活躍までを支援するエントリーマネジメント系のサービスがあります。

◆入社後(既存社員向け)HRテックサービス

・人材育成

人材が会社で活躍する為の、スキル獲得や学習機会を支援するサービスです。人材の入社後のサポートをするオンボーディング系のサービスや、中長期のキャリア支援、経営幹部の育成の支援等様々なサービスがあります。

・組織開発

人材育成が個人に目を向けたサービスだったのに対し、組織開発は会社全体や部署毎等、組織としての力を最大化させる為のサービスです。

組織内で活躍した社員を称賛/表彰するツールや、組織内のコミュニケーション状況を分析するツール、社員に組織に関するアンケートを行う従業員調査等に分類されます。

・管理

人事の業務の中でも労務、勤怠、給与などの管理業務に関わるサービスです。勤怠状況を記録できるシステムや、給与や福利厚生の管理や支援をするサービス等、多数のサービスが存在します。

これらの各領域ごとに、便利なHRテックのサービスを提供する会社が数多く存在します。ここでは、それぞれの領域ごとに、代表的なサービスを1つずつ紹介していきましょう。

■Manatal:入社前(採用時)×応募

ManatalはATS(Applicant tracking system)と呼ばれる採用管理のシステムで、現在世界100カ国以上の企業で導入されています。

このサービスでは、各候補者が採用プロセス全体でどの段階にいるのかを、履歴書等のデータと共に一元管理することができます。また、AIを活用し、採用条件にあった候補者を見つける事もできます。

Manatalを活用することにより、採用における進捗管理が効率的に実行できるだけではなく、データを活用した、戦略的な採用活動が可能になります。

(参照:AI Recruitment Software | Leading Applicant Tracking System

■TestGorilla:入社前(採用時)×選出

TestGorillaは、候補者の選考段階において使用できるスクリーニングテストの設定から結果分析まで行うことのできるシステムです。テスト内容は、性格診断や言語テスト、ソフトウェアスキルテスト等様々あり、企業の採用条件にあったテストの設定をすることができます。

このサービスを使用することにより、選考段階での業務効率化が可能になることはもちろんのこと、面接官によるバイアスを減らし、より企業と候補者の適切なマッチングを期待することができます。

(参照:Pre-Employment Screening Tests and Assessments | TestGorilla

■Cornerstone:入社後(既存社員向け)×人材育成

Cornerstoneは、世界7,500万人以上のユーザーが活用している、従業員の学習管理を中心とした人材管理システムです。

日本国内にも支社があり、日立製作所やリコーをはじめ、日本企業からも数多く導入されています。

このサービスでは、従業員のスキル獲得を中心に、評価やキャリア形成といった、人材育成全般の業務のサポートが可能です。一貫した人材管理が可能なため、中長期視点での人材の育成や配置業務に活かすことができます。

(参照:コーナーストーンオンデマンド|人材管理プラットフォーム

■モチベーションクラウド:入社後(既存社員向け)×組織開発

モチベーションクラウドは、リンクアンドモチベーションが提供する組織開発のシステムです。

導入実績7,680社、194万人以上という国内最大級のデータベースによる精度の高い組織診断と、コンサルタントの併走による実行力のある改善が可能です。

組織診断から課題に対するアクションの進捗管理がシステム上で行える為、継続的な組織の改善を期待することができます。

【参考資料のご紹介】
モチベーションクラウドの具体的な機能や得られる効果が分かる資料「3分でわかるモチベーションクラウド」はこちらからダウンロードいただけます。

組織の診断・改善のサイクルを回す、【モチベーションクラウド】がわかる動画はこちら

  無料デモ|組織改善ならモチベーションクラウド 国内初!組織改善クラウドのサービス内容を動画にまとめました! この動画を見ると、サーベイの機能概要(パルス機能など)、組織改善サポート内容、オンラインサポートコンテンツが分かります。 株式会社リンクアンドモチベーション

■Workday:入社後(既存社員向け)×プラットフォーム

Workdayは人事と財務の情報が統合されたシステムです。人材の採用から退職までのあらゆるデータと財務情報を管理し、システム上での計画、実行、分析まで行うことができることが魅力です。

2005年の創業以来、急速に顧客数を伸ばし、現在はフォーチュン50の60%、フォーチュン500の40%が導入しており、国内でも株式会社日立製作所や株式会社ファーストリテイリング等が導入しています。

(参照:デジタルトランスフォーメーションの基盤となるエンタープライズ|workdays

 東洋経済オンライン 「ワークデイ」が有名企業に注目される理由

まとめ

人材獲得/人材活用の難易度が増している中で、HRテックは人事の仕事を効率化するだけではなく、より効果的な人事戦略の策定、実行を手助けしてくれます。

あらゆる領域のHRテックサービスがある中で、今後人事は自社に最適なHRテックの導入、活用が求められるでしょう。まずは自社の課題を明らかにし、どんな目的でHRテックを導入するのか検討してみてはいかがでしょうか。

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HRテックに関するよくある質問

Q:HRテックの導入によって期待できる効果は?

HRテックを導入する効果としてよく言われるのが、人事関連業務の効率化や人材採用におけるミスマッチの低減です。加えて、人事異動や人事評価など、客観的なデータをもとにした組織マネジメントができることもHRテックの導入によって期待できる効果だと言えるでしょう。採用のミスマッチ低減や組織マネジメントの適正化は、結果的に従業員の定着率向上、離職率低減に直結するものですし、個々の従業員が適材適所で活躍できることは、仕事のやりがいやエンゲージメント向上にもつながっていきます。

Q:HRテックのなかでも注目されている分野は?

HRテックのなかでも注目が高まっているのが、タレントマネジメント領域です。目標設定や評価、学習履歴管理やキャリア開発など、従業員の能力開発や将来のリーダー候補育成を目的にタレントマネジメントシステムを導入する企業が増えています。もう一つが、採用領域です。母集団の形成や選考プロセスの効率化はもちろん、ミスマッチの低減に大きな効果を発揮するのがHRテックです。選考プロセスで得た従業員のデータを現場に共有することで、業務のアサインや目標設定、将来の配置転換などにも役立てることができます。

執筆者:LM編集部
執筆者:LM編集部
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