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人事の仕事内容とは?やりがいから向いている人の特徴まで解説!


目次[非表示]

  1. 1. 人事の仕事内容とは?
  2. 2.人事の仕事のやりがい
  3. 3.人事に向いている人の特徴とは?
  4. 4.人事の仕事におすすめの資格
  5. 5.記事まとめ

バックオフィス系の職種のなかでも、従来から人気の高い職種が「人事」です。人事の仕事と言うと、採用業務のイメージが強いかと思いますが、仕事内容は広範囲に渡ります。

今回は、人事の仕事内容ややりがいのほか、人事に向いている人の特徴や人事におすすめの資格などについて解説していきます。

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 人事の仕事内容とは?

人事は、企業の4大経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の一つであるヒト(人)に関する業務全般を担う職種です。人によって企業の発展を支えていくのが人事のミッションであり、人的資源を最大限に活用するための戦略を策定し、様々な施策を実行していきます。

人事の仕事内容については、企業要件フレーム「5M」を通じて理解することが有効です。「5M」とはMを頭文字とする5つのキーワードで構成されたリンクアンドモチベーションで独自に設定しているフレームワークです。

まずフレームワークについてご説明します。上位水準にある2つのM(Message、Motivation)は事業戦略とそれを実現するための組織戦略を指し、下位水準の3つのM(Membering、Mission、Monitoring)は組織を変革する上で変数となる対象となっています。3Mはさらに3つに砕くことができ(下図参照)、組織変革における操作変数はこの9つに収斂されます。


人事部の仕事内容とは、時には経営企画部や広報部などと連携をしながら、この3Mの操作変数を動かし、よりよい会社を創っていくことになります。
では上記のフレームワークをもとに人事部の代表的な仕事内容を一部抜粋して具体的にご説明致します。

 ■人事の仕事内容①人材採用(Membering:人材開発)

採用は人事の代表的な仕事です。各部署がどのような人材を何人必要としているのかを把握して人員計画を立案し、計画をもとに採用活動を進めていきます。

採用活動は大きく新卒採用と中途採用に分かれますが、いずれの場合も求人媒体に出稿したり、人材紹介エージェントを活用したりするのが一般的です。会社説明会の開催や書類選考、面接のセッティング・実施、合否の通知なども人事がおこなう採用活動に含まれます。

 人材不足が深刻化する昨今、「いかに自社にマッチした人材を獲得できるか?」が採用活動の大きなテーマになっています。そのため、新卒採用ではインターンシップを開催する会社が増えていますし、新卒・中途を問わず、従業員や内定者から人材を紹介してもらうリファラル採用を導入する会社も増えています。

■人事の仕事内容②人材育成(Membering:人材開発)

従業員の育成・能力開発も人事が担う重要な仕事の一つです。新入社員研修やスキルアップ研修、マネジメント研修など、従業員の階層やスキルに合わせて最適な研修を企画・実施していきます。研修内容によっては自社でおこなうものもありますが、アウトソーシングを活用するのが一般的です。

 また、従業員の自発的なスキルアップを支援するために、福利厚生制度の一環として、英会話や資格取得など通信教育の費用補助をおこなっている会社もあります。

 ■人事の仕事内容③評価制度(Monitoring:管理制度)

従業員が正当な評価を受けることができなければ、モチベーションが低下し、人材の流出につながります。正当な評価がおこなわれていれば、従業員は高いモチベーションを保って働くことができ、エンゲージメントの向上にもつながります。

そのため、人事は透明性・公平性があり、従業員が評価に納得できる人事制度を構築・運用していかなければいけません。

加えて、事業戦略に即した組織図の設計や階層(役職)の役割期待を明確にするなど、会社全体の設計図を経営層とともに描くのも重要な仕事です。

 ■人事の仕事内容④労務管理(Monitoring:管理制度)

職場の秩序を維持し、従業員が安心して働ける環境を整える「労務管理」も人事の仕事の一つです。就業規則など諸規程の整備、勤怠管理、労働保険や社会保険の手続き、有給休暇管理、定期健康診断の実施、パワハラ・セクハラ・マタハラといったハラスメント対策などをおこないます。 

労務管理の仕事のなかでも、昨今特に重要度が高まっているのが従業員のメンタルヘルス対策です。メンタルヘルスが悪化した従業員は生産性やモチベーションが低下するだけでなく、最悪の場合は身体に不調をきたし、休職・退職を余儀なくされるおそれもあります。

このようなリスクを低減するため、人事はストレスチェックや産業医面談などのメンタルヘルス対策をおこないます。 

従業員のメンタルヘルス対策やストレスチェック、産業医面談に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

>> メンタルヘルスとは?職場における意味や有効なメンタルヘルス対策について 

>> ストレスチェックに意味はない?原因と改善方法を紹介!

>> 産業医面談とは?種類ごとの目的や企業が注意すべき対応とは?

人事の仕事のやりがい

人事の仕事のやりがいとしては、以下のような点が挙げられます。 

■会社の成長に貢献できる

経営資源はヒト、モノ、カネ、情報の4つがありますが、なかでも重要度が高いのがヒト(人)です。モノを作るのも人、カネを動かすのも人、情報を活用するのも結局は人だからです。近年「ヒト」への注目度はこれまで以上に高まりを見せています。

海外では、2019 年 1 月に国際標準化機構(ISO)が人事・組織に関する情報開示のガイドライン「ISO30414」を公表し、2020 年 8 月には米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」の義務化を発表しました。

この2つの流れは人的資本に対する注目度の高さを示したものであり、HRの領域では海外から遅れを取っていると言われる日本においても、必ず訪れると言われている潮流です。

このように人を最大限に活用するための戦略・施策を実行するのが人事であり、人事の戦略・施策次第で会社の未来が変わると言っても過言ではありません。それだけ、大きなやりがいを感じられる仕事だと言えるでしょう。 

■会社の「顔」として働ける

人事は会社説明会や面接などで、応募者の対応をおこないます。応募者にとっては、その会社のなかで最初に接するのが人事になるわけで、「人事の印象=会社に対する第一印象」になってきます。

「人事の印象が悪かったから内定を辞退した」「人事担当者が良い人だったのが入社の決め手になった」といった話は実際によく聞かれる話です。自社のイメージを左右する「顔」として働けるのは、人事ならではのやりがいだと言えるでしょう。 

■従業員の成長を見守ることができる

人事の仕事は、従業員と接する機会がたくさんあります。自分が採用・教育に携わった従業員と入社後も継続して関わり、ときには従業員からキャリアの相談を受けたりすることもあります。

このように、昔から知っている従業員が成長して生き生きと働く姿を見られたり、能力を発揮して活躍する姿を見られたりすることにやりがいを感じる人事は多いようです。

人事に向いている人の特徴とは?

人事の仕事に向いている人の特徴としては、以下の3点が挙げられます。 

■コミュニケーションが得意

人事は、自社に興味を持ってくれた学生や応募者のほか、経営陣から現場の従業員まで、様々な人とコミュニケーションをとる機会が多くあります。

そのため、コミュニケーションが得意であることは重要な資質になってきます。立場や年齢、職種などにかかわらず、誰とでも円滑なコミュニケーションができる人なら人事として活躍できるでしょう。 

■人に興味がある

人事は、採用活動や面接、また従業員との面談などで「相手がどんな人なのか?」「何を求めていて、何に悩んでいるのか?」といったことを的確に捉えることができなければいけません。

そのためには、相手に興味を持つことが重要です。人に興味があり、観察眼に優れた人なら、採用活動において自社が求める人材を見極めることもできますし、従業員のちょっとした変化も敏感に感じ取ることができるでしょう。 

■口が堅い

人事の仕事は、従業員のプライベートな情報に触れる機会が多くあります。人事は普段から従業員とコミュニケーションをとることが重要ですが、たとえば、何気ない会話のなかで従業員の評価や処遇などの情報をうっかり口外したことが大きなトラブルに発展してしまうこともあります。

口が堅く、秘密を守れる人でないと人事の仕事は務まらないでしょう。 

人事の仕事におすすめの資格

これから人事の仕事へ就職・転職をお考えの方や、人事職としてキャリアアップを目指す人におすすめの資格をご紹介します。 

■社会保険労務士

社会保険労務士は、人事・労務管理や労働保険・社会保険に関する指導をおこなう専門家(国家資格者)です。

従業員の採用から退職に至るまでの労働保険・社会保険の手続きや、労働者名簿や賃金台帳の調製、36協定や就業規則の作成など、従業員を雇用するにあたって必要になることを一手に担います。人事部に社会保険労務士がいると社内外からの信用が高まるため、企業から重宝される存在になれるでしょう。

▼社会保険労務士の詳細はこちら
試験制度 | 社会保険労務士試験オフィシャルサイト (sharosi-siken.or.jp)

■キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、学生・求職者・在職者などを対象に職業選択や能力開発に関する相談・助言をおこなう専門職(国家資格者)です。人事の仕事と親和性が高く、従業員の能力開発やキャリア開発を支援するうえでキャリアコンサルティングのスキルは大いに役立つでしょう。

▼キャリアコンサルタントの詳細はこちら
キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント (mhlw.go.jp)

■衛生管理者

衛生管理者は、労働安全衛生法で規定されている労働条件、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置などをおこない、事業場の衛生全般の管理をする専門職(国家資格者)です。常時50人以上の従業員を雇用している職場は、労働者の健康管理を効果的におこなうために衛生管理者を置くことが義務付けられています。

▼衛生管理者の詳細はこちら
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku502.htm 

■メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定は、従業員の心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、メンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得する検定試験です。

人事労務管理スタッフや経営幹部を対象にしたⅠ種、管理監督者(管理職)を対象としたⅡ種、一般社員を対象にしたⅢ種の3つのコースがあります。人事の仕事に活かしたいならⅠ種の合格を目指しましょう。

▼メンタルヘルス・マネジメント検定の詳細はこちら
https://www.mental-health.ne.jp

■産業カウンセラー

産業カウンセラーは、社内の人間関係やストレスなどの悩みを抱えている従業員の相談を受けて、アドバイスをする専門家です。心理学的手法を用いて、従業員が抱える問題を自らの力で解決できるように支援します。

▼産業カウンセラーの詳細はこちら
https://www.counselor.or.jp

■人事総務検定

人事総務検定は、人事総務部で働くうえで必要になる知識および実務能力を測る検定試験です。人事総務の実務や、その基礎となる法律知識を体系的かつ実践的に習得することができます。これから人事として働きたい方だけでなく、さらにスキルアップしたい人事総務職の方にもおすすめです。

▼人事総務検定の詳細はこちら
http://jinjisoumukentei.akibare.ne.jp

記事まとめ

従業員の価値観の多様化や働き方改革の推進など、時代の変化とともに人事の業務範囲は広がり、仕事の重要度も高くなっています。

会社の未来を担うポジションとして、これまで以上に大きな期待を寄せられているのが人事です。資格取得やスキルアップに励み、人事としてさらなる価値を発揮していきましょう。

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LM編集部
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理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

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