株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170、以下当社)の研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、「8,000社のデータから読み解く従業員エンゲージメントの変化と要因」に関する調査を行いましたので、結果を報告いたします。
発行責任者のコメント
今回の調査では、エンプロイーエンゲージメントサーベイのデータをもとに、2015年以降の従業員エンゲージメントの変化について考察しました。調査結果から、日本企業の従業員エンゲージメントは「働きやすさ」の向上によって高まっていますが、「働きがい」は十分に高まっていないことが明らかになりました。
昨今、「『働き方』改革から『働きがい』改革へ」という言葉を耳にします。コロナ禍によるリモートワーク拡大の影響もあり、働き方改革の成果は一定出ているものの、今後は更に「働きがい」を高めることが必要であると考えられます。また、「働きがい」の向上に向けては、従業員への理念の浸透や人材の交流促進が重要であることもエンゲージメントサーベイの結果から明らかになりました。
現在、転職市場の活性化や副業兼業の解禁などが影響し、所属企業に対する従業員エンゲージメントが低下しやすい時代となっています。だからこそ、改めて従業員に対して企業の目指す方向性や魅力を伝え、どれだけ従業員の時間的・意識的なコミットメントや貢献を引き出すことができるかが、企業価値向上には重要になってくるのではないでしょうか。
■リンクアンドモチベーショングループの概要