株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170)の研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、「新入社員の成長ステップ」に関する調査を行いましたので、結果を報告いたします。
■ 調査の背景
終身雇用や年功序列の慣行が薄まり、転職が当たり前になりつつある昨今においては、個人が自身のキャリアを自立的に描いていくことが重要視されています。また、企業においてもこれまで以上にイノベーションが求められており、従業員の創意工夫の原動力となるキャリア自律を推進する動きが活発になっています。そうした中、初めて社会に出る新入社員はどのような成長を遂げていけばよいのでしょうか。本調査では、リンクアンドモチベーショングループ(以下当社)が提供する、新入社員向けのビジネススタンスサーベイの結果を用いて、周囲から評価される新入社員の特徴について調査、考察しました。
■ 調査概要
*総合スコア:一定の範囲ごとに分類し、レーティングとして整理しています。
本調査では簡略化のため、以下のように4群に分類をして分析を行います。
▼レーティングの定義と本調査での分類
■ 調査結果
総合スコアのランクごとの偏差値上位5項目として以下の項目が抽出されました。
研究結果の詳細は下記ページよりご確認ください。
▶調査結果はこちら https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=36
▶過去のレポート一覧はこちら https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/
■ 発行責任者のコメント
今回の調査では、当社が蓄積している新入社員向けのビジネススタンスサーベイのデータから、
周囲から評価される新入社員の特徴について考察しました。
調査結果から、新入社員は「行動をためらわない新入社員」⇒「チーム意識を持った新入社員」⇒「目的意識を持った新入社員」⇒「自立的な新入社員」というステップで成長していくことが示唆されました。
最初のステップでは、まずはわからないことでもためらわずに行動することや、周囲からのサポートを得るために報連相を徹底することが求められるといえるでしょう。
その後のステップでは、がむしゃらに行動するだけではなく、目的意識をもって計画的に仕事を進めることが求められ、さらに会社からの期待だけではなく、自分のありたいキャリアを考え、会社や仕事を自分事化して日々の業務に取り組んでいることが重要になると考えられます。
新入社員はまずは基本を徹底すべきという考え方があることは事実ですが、会社の期待に応えるだけではなく、自身のありたいキャリアに向けて、いかに仕事という機会・チャンスを活かしていくのかという視点も同時に必要になってくるのではないでしょうか。
■リンクアンドモチベーショングループの概要