組織の規模が現在1,200人になり、3年前500人規模のときから比べると社歴が浅いメンバーが増え、これまでは暗黙知的に共有できていた社内の常識や共通言語、価値観が通じないことが増えてきました。
また、そういった課題の有無も部署により差がありました。周囲の経営者の多くがモチベーションクラウドを導入していることもあり、以前からモチベーションクラウドに興味を持っていたので、HRの社員たちと相談をして導入をすることになりました。
企業経営は、事業軸で考えることが一般的に多いのですが、モチベーションクラウドを導入してから、人軸を中心に経営を考えるようになりました。企業経営において、事業の成功のみではなく、社員のキャリア形成や幸せを実現することが大切です。
企業側から、社員自身のスキルの向上、やりがいや満足度の向上について機会を提供していかないと、今後企業経営として成立しないのでは、と考えるきっかけになりました。
モチベーションクラウドの導入から半年で、専門の委員会を立ち上げ、多数のプロジェクトを進めて改善施策を打ち出しています。
例えば、給与体系の見直しや、評価制度の仕組みを改善する施策や、社員たちが業務に取り組む中で「どんな失敗をしてきたのか」「どんな成果物を生み出したのか」を言語化しナレッジ化しています。
また、モチベーションクラウド以外でも、定着率や研修のフォロー状況など、数値で組織を把握することが増え、組織状態を可視化することの重要性を改めて感じています。
アイスタイルは、事業としてプラットホームという明確な強みがあります。この強みに加えて、優秀な人材が集まり続けるという状態をつくることで、企業成長のスピードを加速していけると思っています。
周囲のモチベーションクラウド導入企業の中でも、エンゲージメントスコアが高い会社には優秀な人が集まっていると実感しますし、私たちもそういう会社でありたいと考えています。
「成長が全ての傷を癒やす」という言葉がありますが、当社の企業規模や設立年数ですと、事業成長だけでは組織の傷は癒えません。
大切なのは、常に健康的で、強じんな肉体を持ち、強い体でいること。傷ができないような動き方を考える、そういうこと考え続け、意識的に組織改善に取り組んでいきたいと考えています。
(本内容は2018年にインタビューし、特設ページ「モチベーションクラウダーズ100」に掲載していたものを転載しています。)