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組織のどこに課題があるのかが分かる、改善に向けて、具体的な議論ができる

L&T Lexus Corporation

Managing Director  Lee Jongwoo
事業内容 Lexus及びToyotaの車及び各種部品、関連サービスの販売・整備
業種 小売り

企業規模

101~300名
導入規模 101~300名

期待

  • 会社の戦略や方針、ビジョンを組織の末端まで浸透させたい 

  • 個々の主観に頼った議論ではなく、データに基づいた具体的な議論によって組織課題の解決を図りたい

効果

  • サーベイによって、組織のどこにどのような課題があるのかが明確になったことで、全員が同じデータを見ながら具体的な議論をできるようになった
  • モチベーションクラウドは、アクションプランに対してAIがアドバイスをくれる機能があるため、自律的に組織改善を進めることができるようになった

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レクサスおよびトヨタ車を扱う韓国の自動車販売会社

「事業の概要」

イ・ジョンウ氏:
L&T Lexus Corporationは、韓国の自動車販売会社で、レクサスおよびトヨタ車を販売しています。そのなかで私は、管理部門管掌の役員を務めています。 

会社の戦略や方針が、組織の末端まで浸透していなかった

「事業および組織の課題」

イ・ジョンウ氏:
弊社の場合、経営陣からのメッセージは月に1回の定例会で発信されていました。また、年に1回、創立記念のイベントで、年間戦略と中長期計画を話す時間を設けていました。

しかし、会社の戦略や方針、ビジョンは組織の末端まで浸透しておらず、そこに大きな課題を感じていました。戦略を立案する部署と、それを実行する部署との間には、かなりの距離感があったと思います。また、何らかの問題が発生したとき、すぐに解決が図られるのではなく、そのまま放置されるケースも目立ちました。このような課題は、以前はそこまで顕在化していませんでしたが、コロナ禍を経てから浮き彫りになったように思います。

レクサスというディーラービジネスを推進するなかで、2019年以降、私たちは様々な困難に直面してきました。日本製品に対するボイコットに始まり、その後はコロナ禍に見舞われ、さらに半導体不足の問題が生じます。このような苦難が続くなかで離職者も増え、私も様々な悩みを抱えていました。

決め手は、10,000社超のデータベースと伴走型のコンサルティング

「モチベーションクラウド導入のきっかけ」

イ・ジョンウ氏:
そのようなときに、知人のHR専門家から1冊の本を推薦されました。その本がリンクアンドモチベーションの本だったのですが、読み進めるうちに、「こういう方法もあるんだ」「こういう経験をしている会社もあるんだ」など、様々な気付きがありました。

韓国のHR市場は一時期、外資のコンサル会社が進出してきましたがことごとく失敗して撤退しています。ただ、その当時から今日までの間に労働法が強化されるなど、HRの重要性が高まり、韓国ではHRコンサルティングのニーズが非常に高くなっています。

HR市場が猛スピードで発展する一方で、HRの様々なニーズに対応できる国内のコンサル会社は多くはありませんでした。そこで私は、日本のコンサル会社も調べ始め、韓国の会社と比較するようになりました。そのうちの1社が御社でした。

リンクアンドモチベーションという会社について調べた結果、2つの大きな強みがありました。一つは、10,000社という膨大なデータを持っていることです。こうしたデータは、私たちが試行錯誤する時間を短縮してくれるものになるだろうと感じました。

もう一つは、伴走型のコンサルサービスであることです。一般的に、コンサルティング会社はクライアント企業の診断をして、計画を立ててくれますが、その後、計画を実行するのはクライアント企業の役目です。自社で意思決定をして、自社で実行して、自社で責任を持たなければいけません。ですが、御社は計画を策定して終わりではなく、計画を実行し、その結果をつくっていくところまでがスコープに含まれており、その点にも大きな魅力を感じました。

リンクさんのサポートがあれば、言葉の壁は乗り越えられる

「モチベーションクラウドの導入にあたって苦労したこと」

イ・ジョンウ氏:
モチベーションクラウドの導入にあたって重要だったのが、「エバンジェリスト」です。私たちは、リンクさんのサポートを受けながらサービスの導入・利用を推進していく社員を「エバンジェリスト」と呼んでいます。彼らは、今回のプロジェクトの成否を左右するほど重要な存在です。ただ、弊社のエバンジェリストにとって「言葉の壁」は大きな懸念事項でした。

社内からは、「言葉の壁があるのに、どうして日本企業のサービスを選択するのか?」といった意見も挙がっており、内部では様々な議論がありましたが、最終的にはリンクさんのモチベーションクラウドに決定しました。

その理由としては、先ほどお話しした2つの強みはもちろんですが、私たちがレクサスという日本のブランドを扱っていることもあり、他の韓国企業に比べ、日本企業に近い文化を持っているという点も大きかったと思います。

だからと言って、言葉の壁がなくなるわけではありません。私たちが「言葉の壁は克服できる」と思えたのは、リンクさんのプロフェッショナリズムに触れたからです。今回、サービスの導入前にかなり長い時間を使って、御社のコンサルタントの方々と「どうしたら、より自分たちに合ったサービスになるのか?」と一緒に悩み、考えてきました。その間、コンサルタントの方々が私たちに見せてくれたプロフェッショナリズムや熱意が、言葉の壁を小さなものにしてくれたように思います。

当初は、「果たしてこのサービスで、私たちの課題を解決できるのだろうか?」「本当にこのサービスで、私たちは変われるのだろうか?」という疑問があったのは事実です。しかし、コンサルタントの方々のプロフェッショナリズムと熱意に触れるなかで、徐々に「できるかもしれない」「きっとできる」というように確信に変わっていきました。日本企業の膨大な経験・ノウハウが凝縮されたモチベーションクラウドは、私たちの大きな助けになるはずだと確信して、最終決定に至りました。

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組織のどこに、どのような課題があるのかが明確になる

「モチベーションクラウドの価値」

イ・ジョンウ氏:
初回のサーベイでは、今まで私たちがぼんやりと認識していた課題が明確になりました。大きかったのは、課題の具体的なポイントが明らかになったことです。

これまでは、何となく「コミュニケーションが足りないのかな」と考えていただけですが、サーベイの結果を見れば、「組織のどこで、どのようなコミュニケーションが不足しているのか」というところまで分かります。「会社のどの方針がどこで断絶されているのか」「戦略がどこまで浸透していて、どこから浸透していないのか」というように、組織状態を詳細に把握できるのは、モチベーションクラウドの大きな価値だと思います。

また、以前と違い具体的な議論が可能になりました。これまでは、何か問題が発生したとき、個人個人が自分の感覚や主観に頼って議論をしていました。そのため、結論が出ないことも少なくありませんでした。しかし、サーベイ実施後は、みんなが同じデータを見ながらテーブルに着くため、より具体的で鮮明な議論ができるようになりました。

先ほど、言葉の壁は克服できると申し上げましたが、まったく心配がなかったわけではありません。たとえば、「言葉の違いがあるために運用が非効率になり、多くの時間がかかるようになったらどうしよう」といった心配です。しかし、このような心配は杞憂に終わりました。

モチベーションクラウドはその多くがWebサービスで構成されており、技術的な工夫によって言葉の壁はほとんど解消されています。加えて、システムは継続的に改善されています。たとえば、最近ではアクションプランに対してAIがアドバイスをくれる機能も追加されました。私たちがモチベーションクラウドに適応するのはもちろんですが、モチベーションクラウド側も常に改善・進化しています。今は、導入して正解だったと実感しています。

また、サポート面でも多くのメリットを感じています。まず、リンクのコンサルタントの方々はみなさん、高度な専門性を持っています。専門性を発揮して、常に効果的なサポートをしてくれるので満足しています。

一緒に悩み、考えてくれるのも嬉しいですね。弊社が直面している問題は、一般的な問題ではなく、私たちの会社だから起きている複雑な問題ばかりです。こうした問題を解決するためには、かなり深い理解が必要になります。その点においても、コンサルタントの方々は根気よく私たちに質問を投げかけてくれ、ときに私たちよりも深いところまで悩み、問題の本質にアプローチしてくれます。

たとえるなら、マラソンのペースメーカーのような存在で、私たちと一緒に走ってくれる大事なパートナーです。

リーダー同士の対話を促しながら、改善活動を進めていきたい

「モチベーションクラウドで実現したいこと」

イ・ジョンウ氏:
今、私が描いている理想のイメージは、各チームのリーダー同士がモチベーションクラウドというツールを使ってコミュニケーションを図ることです。

それはたとえば、「前回の結果は見た?」「強みと弱みはどんなところだった?」「きみたちはどんなアクションプランを実行したの?」「それによって組織はどう変わった?」というようなコミュニケーションです。こうしたコミュニケーションが生まれるようになれば、リーダーを中心に、主体的に改善活動に取り組んでいけるのではないでしょうか。

一人ひとりが「今日は充実した1日だったな」と感じられる会社に

「目指していきたい組織像」

イ・ジョンウ氏:
会社生活は、人生のなかでかなり多くの部分を占めています。その会社生活に、私が望むのは決して壮大なことではありません。会社で働いている一人ひとりの社員が、「今日は充実した1日を過ごせたな」と感じられるような会社にしていけたらいいなと思います。

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は取材当時のものです。

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