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株式会社鳥貴族

「焼鳥屋で世の中を明るくする」
理念経営実現のための
エンゲージメントスコア

株式会社鳥貴族

人財部 久保山 豪 氏
事業内容 「鳥貴族」の営業とカムレードチェーン事業
業種 外食・飲食サービス
企業規模 501~1000名
導入規模 501~1000名(導入時)

課題

  • 企業理念の実現に向けて、各人事施策を定性面だけでなく定量的に把握しPDCAの精度を高めたい

期待

  • 組織の目指すべき姿に向けて、やるべきことが数値とともに明確になった

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「焼鳥屋で世の中を明るくする」鳥貴族が掲げる理念経営

「事業内容」

鳥貴族は、大阪・東京・名古屋を中心に展開する全品298円均一の焼鳥屋チェーンです。1985年の創業以降、店舗を増やし続け、今の店舗数は店舗数622店舗 (直営387店舗、TCC 235店舗※2020年11月末時点) を数えます。

「焼鳥屋で世の中を明るくしたい」という理念を掲げ、また使命として「外食産業の社会的地位向上」を考えており、特に理念の浸透にはかなり力を入れています。

■ 永遠の理念「鳥貴族のうぬぼれ」
焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい、という想いを永遠に持ち続けます。

■ 永遠の使命 「外食産業の社会的地位向上」
外食産業は日本が世界に向けて発信できる代表的な産業の一つとして成長しつつあります。

その一方、国内ではまだまだ優秀な人財の確保が遅れています。鳥貴族では、業界全体の課題となっている労働環境の整備、コンプライアンスの徹底、社会貢献などに積極的に取り組むことで外食産業全体の底上げを行い社会的地位の向上に取り組みます。

■ 永遠の目的 「永遠の会社」
企業活動は、社会や従業員との関わりの中で永続することが大前提です。そのためには、絶え間ない「挑戦」を続けていかなければなりません。お客様、株主様、取引業者様、従業員とその家族、鳥貴族の関わる全ての方々に「感謝」し、企業活動を通じて「奉仕」し続けることで、社会から必要とされ愛される永遠の会社を目指します。

理念の浸透でやっていることはいくつもあるのですが、一番わかりやすいのはいわゆる理念ブックです。この理念ブックには2種類があります。1つは、社員が持っている『TORIKIWAY∞』という白い理念ブック。そしてもう1つは、店舗で働くアルバイトさんたちにも全員配っている『鳥辞苑』という黄色い理念ブックです。

『TORIKIWAY∞』は、社員で共有していきたい考え方を、鳥貴族の共通価値観として明文化しています。企業理念の「鳥貴族のうぬぼれ」は勿論、他にも例えば、「良い組織をつくるためには、その組織を率いるリーダーの明るさが大事である」というような、実際に行動を起こす上で大切なことも合わせて書いてあります。

私自身も、いつも肌身離さず持ち、気になるページに付箋を貼ったり、メモを書き込んだりしています。明文化されているおかげで、私たちの会社では目指すべき方向性やこうありたいという価値観についてかなり共通の意識を持てていると思います。

ちなみに、私たちの店舗にも「鳥貴族のうぬぼれ」は必ず掲げてあるのですが、鳥貴族のこの理念が好きで入社してきたという社員が数多くいますね。
     
外食産業で理念経営を標榜されている会社さんは多いのですが、他社さんとあえて違いをあげるとすると、鳥貴族では経営者含め社員・パート・アルバイト全員で、理念を大切にしようと本気で考えている点ですね。それには、創業者の大倉自身が、掲げた理念や『TORIKIWAY∞』を有言実行しているのが大きいでしょうね。

例えば「役職とは上下や優劣ではなく、ただの役割の違いである」という考え方に従っているからこそ、大倉が飲む珈琲は必ず自分で入れます。細かいことですが、そういった行動が、皆に伝わっていますよね。

他にも、「正しい人間(善悪の判断がきちんとできる人間)」ということを体現するかのように、大倉は他の会社や経営者などの悪口を絶対に言わない。例えば社内でも何か言うべき時も本人に直接なのは当然ですが、私からするとかなりソフトに伝えているのを目にします。

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症でも、鳥貴族は飲食店の中でも早くに全店休業を決めた1社だと思いますが、これも目先の利益確保のみを考えず、お客様や働く仲間の健康を第一に守るという大倉の強い想いからでした。

結果として、「あの人は理念を理解・体現しているかどうか」というような言葉が日常的に社内で飛び交います。勿論成果をあげることも大事ですが、鳥貴族の社員としてあるべき行動、考え方をしているかが、私たちの大事にしたい指標になっているのです。

高い顧客満足度 (CS) は、高い従業員満足度 (ES) から生まれる

「モチベーションクラウド導入の背景」

そもそも高い顧客満足度 (CS) は、高い従業員満足度 (ES) から生まれるという考えはありましたが、これまではCS調査しか定期的にやっていませんでした。

そこで、少し前に、従業員満足度調査を導入しようという動きを始めました。色々検討する中で、最終的にモチベーションクラウドに決めた一番大きな理由は、他社比較ができることです。

モチベーションクラウドを契約されている他の企業さんと私たちの会社を、数値で明確に比較できるというのはすごく有り難い。業界内、企業規模などさまざまな視野で自分たちがどのくらいの位置にいるのか、相対的に判断できるだろうなということに惹かれました。また、それに合わせて豊富な他社事例の蓄積があるということも、とても魅力的に感じました。

実際にモチベーションクラウドを導入してみて、改めてうちの会社でもっと力を入れていかなければいけないポイントが明確になりました。鳥貴族では理念経営を掲げており、実際にモチベーションクラウドの結果でも、「強みに理念が出ています」と担当のコンサルタントの方に言ってはいただきましたが、会社全体のスコアとしては50台。まだまだだなと思いました。

結果をよく見てみると、相対的に「制度待遇」などが弱みとして出ており、やっぱりこのあたりを強化していかなければいけないということを再認識しました。

将来の戦略に必要な人財を、必要な人数、必要なタイミングで、必要な部署に用意するのが人事の役割

「今後、モチベーションクラウドで実現したいこと」

現在サーベイで出ている弱みは変えたいし強みの方は伸ばしたい。ただ、安易に「制度待遇が弱みとして出ているので、制度を変えよう」というのではなく、具体的に制度や待遇のどこに問題があるのか検証していこうと思っています。

また、今の組織の強みは「理念戦略」が出ていますが、「人的資源」もさらに伸ばしたい。ここは魅力的な上司を社内に沢山増やしていかなければいけないと思っています。

今具体的に考えているのは、人事制度の中の昇進・昇格に関することです。昇進・昇格というのはとてもセンシティブな部分ですが、それだけ組織に与える影響は大きいんですよね。

「どんな人物を昇格させるとよいのか」「鳥貴族にとって魅力的な人財とは何か」「魅力的な人財を増やすにはどうすればよいか」 そういう観点で人事制度を捉え直さなければいけないと思ってます。

鳥貴族は今後持株会社化を控えていますし、2020年の感染症拡大の大きな影響もあったことで、ここから更に大きく変化していく必要があります。その中で、私は人事として、将来の戦略に必要とされる人財を先回りして準備していかなければいけないと思っているんです。

経営陣が必要だと考えるような優秀な人財が、必要な数だけ必要な部署にいて、皆が楽しく働いている、そんな状態をつくりたいですね。

「焼鳥屋で世の中を明るくする」ことを掲げる鳥貴族において、その中で働く社員が幸せに働いているということは何よりも大事なこと。そのためのものさしが、エンゲージメントスコアだと思っていますので、これからも積極的に活用していきます。

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は取材当時のものです。

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