今まで法律事務所というのは、クライアント企業の従業員の労働環境などについて扱っておきながら、なかなか自分たち自身が改善に取り組んでこなかった業界だと思います。
一人の経営者として、私が代表を務める組織で働く従業員のQuality Of Life (以下、QOL)を高めたいと、これまでずっと思ってきました。起きている時間のほとんどを過ごす職場での時間を、豊かだと感じられていなかったら、QOLは低くなってしまいます。
「ではどうすればQOLが高まるのか」と考えたときに、やはり数値化できないものは改善できないと思い、モチベーションクラウドのお話をいただいたときにすぐに導入を決めました。ほとんど悩むことはありませんでした。
実際にモチベーションクラウドを実施してみて、すごく良かったです。組織の状態がわかりやすく可視化されて、どこが良くて、どこが悪いのかが明確になるので、まさに「経営者の通信簿」だなと思います。
あと、モチベーションクラウドを導入することで、従業員にも「経営者は私たちのことを考えてくれているんだ」と伝わります。経営者が「いつも皆のこと考えているんだよ」と口で何度も言い続けるよりも、圧倒的に効果的に伝わりますね。
私たちは弁護士というプロフェッショナルが集まった集団なので、自主自立な気風を失わないというところが良いところです。ただ一方で、ともすると皆が自分の仕事だけに気をとられ、コミュニケーションが取られず、組織で活動をすることの意義を見い出せない、というリスクもあります。
そういったリスクを回避して、プロフェッショナルとして自主自立の精神を持ちながら、1つの目標に向かうワンチームである、という組織風土を高め続けていきたいですね。
(本内容は2018年にインタビューし、特設ページ「モチベーションクラウダーズ100」に掲載していたものを転載しています。)