組織の危機を予防し、
業績が向上した
株式会社ウィルゲート 専務取締役COO 共同創業者 吉岡 諒 氏

- 事業内容
- コンテンツマーケティング事業、メディア事業
- 業種
- 情報・通信・広告
- 企業規模
- 101~300名
- 導入規模
- 101~200名(導入時)
新規事業と既存事業の軋轢が解消された
ウィルゲートは2006年に設立し、Webマーケティングサービスで累計5,500社以上を支援してきました。現在社員数130名を超える会社です。2008年に迎えた倒産危機の際には社員数が30名から10名まで減ったものの、2012年には一気に100名まで回復して、現在に至ります。しかし、4年間で10名から100名への急成長で、会社にゆがみが生じないはずがないという漠然とした不安を抱えていたのです。そんなときに縁があって、リンクアンドモチベーションさんとお会いし、「まずは組織の健康診断をする」という目的でモチベーションクラウドの導入を決めました。
サーベイを実施して分析した結果、特に課題となっていたのが新規事業と既存事業の間の軋轢でした。新規事業を積極的に推進するなかで、既存事業を担当するメンバーから「既存事業にいる俺たちはどうなるんだ」といった声が上がってきたのです。具体的には、「会社の戦略や方向性への納得感」といったサーベイの項目でスコアが低くなっていました。さらにメンバーに詳しく話を聞いたところ、「新規事業のプロダクトは、競合と比較して本当に優位性があるのか」という疑問を持っていたことが明らかになりました。その後は、メンバー一人ひとりに対し、しっかりと説明して、少しずつスコアを改善していったというのが、当社におけるサーベイ活用の一例です。
当社は2012年から半年に1度、サーベイを実施し続けているので、分析してからのPDCAサイクルをこれまで10回ほど経験してきました。多くの企業さんが悩まれるのは、組織の健康診断をして悪いところがわかったとしても、それをどのようなアクションプランで改善すればいいのかわからないことなんです。その点、リンクアンドモチベーションさんの場合は、ただ結果を伝えるだけではなくて、コンサルタントから直接アドバイスがもらえます。熟練コンサルタントが当社と同じ業界・組織規模の企業の実例を踏まえ、さまざまな方向から改善策を一緒に考えてくれるところに、モチベーションクラウド導入の最大の価値を感じています。
組織改善によって営業利益率が上がり、退職による機会損失が減った
モチベーションクラウドを使い始めてから5年ほどで、営業利益率向上や社員の退職による機会損失の減少といった改善がみられました。
当社は2012年から現在までに社員数が30名ほど増えましたが、社員数の増加以上に売上・粗利を大きく伸ばしています。これは、モチベーションクラウドの導入で、生産性が大きく上がった結果だと思います。
また、サーベイ実施で退職の予兆が見えるので、それに対して未然にフォローしたり、場合によっては「早期に採用活動をした方がいい」という意思決定をしたりしました。そのことで、社員の退職による機会損失を減らせたというのも良かったですね。
今後、モチベーションクラウドに期待することとしては、アクションプランのレコメンド機能の強化が挙げられます。モチベーションクラウドのプロダクト内で「この項目を改善するためにこんなアクションプランを立てた企業があります」といった情報があれば、さらに組織改善への道筋が明確になるのではないかと思います。
(本内容は2017年にインタビューし、特設ページ「モチベーションクラウダーズ100」に掲載していたものを転載しています。)
※本事例中に記載の肩書きや数値、
固有名詞や場所等は取材当時のものです。
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