「モチベーションチームアワード2020」を受賞された、株式会社アネムホールディングス 明光義塾直営部⾨第1グループの取り組みをご紹介します。「モチベーションチームアワード」とは、組織変革に向けた取り組みによって、エンゲージメントスコア (組織診断ツール「モチベーションクラウド」により算出) が上昇し、組織に大きな改善が見られた部署を発表するものです。
■ 業務理解やモチベーションコントロールが個⼈任せになっていた
各教室(事業所)ごとでの個⼈プレーが中⼼のため、仕事に対するモチベーションのコントロールや業務への理解・必要な知識の習得も各個⼈任せだった。また、週に1回の研修で意識の統⼀やモチベーションコントロール・業務内容の伝達を⾏っていたものの、職員へヒアリングしたところ、その理解度や定着度合いは低いまま業務が進んでいた。
■ ⽬標ではなく⽬的から考えさせる
業務がうまくいかないときに、それを叱るのではなく、「なんのために⽬標達成が必要なのか」意味から考えさせるアプローチに変えた。
定例のミーティングでも、⽅法論の前にとにかく明光義塾とは何を⽬指して設⽴されたもので、私たちが⼤事にしないといけない考え⽅は何であるかを徹底的に共有することに時間を割いた。あくまで⽬的は明光義塾の理念を追求し、体現することであることをメッセージとして伝える機会を意識した。
■ コミュニケーションスタイルの⾒直し
若い世代とのギャップはどうしても存在するものの、それを上から指導するのではなくあくまで共感を促すことから始めた。考え⽅の参考になりそうな啓発系のYoutube動画を紹介したり、⾃然に⽇常に取り⼊れやすいものを共有した。
⽇々、業務連絡などなくても電話などでコミュニケーション機会を絶やさないよう意識したり、若⼿の意⾒を頭ごなしに否定せず⾃発的な意⾒を出せる空気をつくった上で尊重した。また、先輩社員も同じように失敗をし、そこで学んだことが仕事に活きていることなどを体験談として共有することでギャップを取り除くことを意識した。
■ 与えられるのではなく⾃分⾃⾝で創り出す
組織改善施策を上からおろすのではなく職員が⾃ら考えていった。また、実⾏した結果がプラスに働くことで「改善するために発⾔することは良いことだ」と考えられるようになることを意識した。
■ メンバー同⼠のコミュニケーションが増え報連相が活発になった
監督していない範囲でメンバー同⼠の交流があったり、報告すべき内容をすぐに上げてくるようになった。また、⾃ら意欲的に知識を習得するなど、⾃分⾃⾝でモチベーションのコントロールをしようとする職員も出てきた。
■ 講習における⽣徒の受講数が、ここ数年で最多となった
メンバーのレベル・モチベーションがアップしたことで、冬期講習における塾⽣以外の外部⽣徒の受講数が、ここ数年で最多となった。