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人材を、事業の競争優位へ。
~優秀な人材を惹きつけ続ける
ロイヤリティの高い会社作り~

PROMISE(THAILAND)CO.,LTD.

Vice President 梅山 広志 氏
Deputy head of HR&GA Department / Planning group Chidapa Osawa (Poy) 氏

プロミスタイランド様
事業内容 消費者金融業
業種 金融

企業規模

1001名~2000名
導入規模 1001名~2000名

期待

  • 顧客満足度の最大化に向けた人材力・組織力の強化 (自社の競合優位性としての人材育成)

  • ローカル社員主導の理念再定義による、帰属意識(ロイヤリティ)の向上

  •  優秀な人材が働き続けたいと思う会社作り

効果

  • 全社及び各部門のエンゲージメント向上

  • ローカル社員で構成されたプロジェクトチーム主導での、新たにミッション・ビジョン・バリュー(MVV)策定

  • 20周年式典でのMVV発表及び各種社内施策を通じた浸透

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事業をさらに成長させるための人材力・組織力強化

「スピードの先へ―目指すは人材力向上による「接客の質」での差別化」

梅山氏:弊社は、タイ国民の皆様のニーズに合わせて、安心できるお金を届けるビジネスを展開しております。現在、弊社のお客さまは50万人を超えており、従業員数は現在1,200名を超える規模となっております。

タイ全土の皆様にサービスを届けるべく、営業の受付拠点が全国に80店舗張り巡らされています。

経営課題として、競合他社との差別化を図らなければなりませんが、今弊社が競合他社と明確に差別化できているものが一つあります。

それは審査時間が非常に短いことです。申し込みから審査の回答まで1時間以内というのが大きな強みです。

2つ目の強み・差別化として、接客の質を高め、顧客対応力を高めることによって、お客さまに選んでもらえる会社になることを目指しています。

現在、その実現に向けて人材育成を強力に推進しています。

「10年後の成長を実現するため、今、人材育成・エンゲージメントへの投資を決断」

人材育成の着手を検討し始めた背景としては、創業から現在に至るまで、業績を上げるためにコストカットを重視してきましたが、人数規模も大きくなる中で限界があると感じたことが大きいです。

日本人駐在員も限られる中で、全ての範囲をカバーすることはできませんし、そもそもトップダウンで言われたことをやる会社だと、今後の成長が見込めないので、現場で考え旗振りできる社員を育てなければなりません。

そう考えたときに、短期的には支出が多くなるかもしれませんが、長期的に業績向上につながる投資として、人材育成に着手したいと考えました。

また以前は、離職率が高いことを課題視していましたが、本当に離職率は低くあるべきなのか?一般的な離職率ではなく、優秀な人材が残り続けたいと思ってもらうことが大切なのでは?と考え、エンゲージメントの取り組みの必要性を感じたことも、本取り組みのきっかけの一つです。

 

 

「従業員の「満足度」を高めることが目的ではなく、従業員が会社に貢献したいと思う意欲=「エンゲージメント」向上へ。定点観測で抱いた疑問から、指標の切り替えを実施。」

梅山氏:リンクアンドモチベーションという会社名は、私も日本で人事をしていたことがあるためよく存じ上げており、信用のある会社であることは、認識していました。

実際にLink and Motivation (Thailand) の皆さんと対話を行う中で、経験に裏付けられた見識や、タイの事情を理解した示唆に富む提案を数多くいただきました。

そのプロフェッショナルな姿勢に触れ、社員を大切に扱い、育成に注力するという方向へ舵を切ったタイミングであるからこそ、『この人たちと共に歩みたい』と確信したことが、選定の決め手となりました。

Poy氏:私は12年前にプロミスタイランドに入社しました。途中、日本本社で働く機会をいただき、再度タイに戻り勤務をしています。

プロミスタイランドは皆が仲良く働きやすい良い会社であるという自負がありましたが、実態として従業員も同じように感じているのか掴みきれずにいました。

人事総務部では従業員満足度調査を数年間にわたって継続して行っていましたが、果たして満足度調査は本当に従業員が長く、やりがいを持って会社を選び続けていることを示してくれているのだろうかと疑問を感じることがありました。

その頃、上司がリンクアンドモチベーションの「エンゲージメントサーベイ」に出会いました。

その中で、会社が従業員に与えるだけの「満足度」と、会社と従業員が互いに貢献したいと思う意欲を表す「エンゲージメント」の違いを知りました。

従業員が会社に対して強いエンゲージメントを持ち、高いレベルのコミットメントがあれば、会社全体が同じ方向に進むことができる・会社と従業員がともに成長していける、ということに気づいたこと、そして、それがまさに自社として目指していきたい状態だと整理できたことが、導入の決め手となりました。

 

創業20年目の再定義。タイ文化と共鳴するプロミスタイランドの組織変革

「創業20年の歴史を未来へつなぐ、アイデンティティの再定義」

Poy氏:プロミスタイランドは実に20年の歴史を刻んでいます。

この20年間、私たちは常にプロミスタイランドの真のアイデンティティとは何か?そしてプロミスの「一体感」とは何なのか?を自問自答してきました。

ミッション・ビジョン・バリューは確かに掲げていましたが、それらが本当に私たちの伝えたいことを表現しているのだろうか?という疑問を常に抱いていました。日本本社のものを、タイに当てはめるだけになってしまっていないかなと。

そしてエンゲージメントサーベイを実施した際に、ミッション・ビジョン・バリューが従業員にはまだ十分に共有されておらず、従業員の心に深く浸透していないことに気づき、再定義する必要があると考えました。

なぜなら、弊社はタイの一般国民の皆様をお客さまとして事業を展開しているためです。ですので、タイの文化に根ざしたミッション・ビジョン・バリューを、タイ人のローカル社員を中心に考えていくことが重要だと考えました。

その後、タイ人ローカル社員への公募によりプロジェクトチームを立ち上げ、新たなミッション・ビジョン・バリューの策定を進めましたが、その際にも、リンクアンドモチベーションに相談し、貴重なアドバイスをいただきました。リンクアンドモチベーションはプロミスタイランドの真のアイデンティティを明確化し、ふさわしい言葉・文章・フレーズへと昇華させるサポートをしてくれました。

また、エンゲージメントサーベイの結果から、他にも会社が直面している課題、特にマネジメント層の人材育成の必要性が明確に浮かび上がってきました。

人材育成は私たちにとって依然として大きな課題であり、解決に向けたステップとして 360度評価を導入しました。

 

 

「可視化された「変化の兆し」と、社内に浸透し始めた共通言語」

2025年5月に最初のエンゲージメントサーベイを実施し、その約半年後の11月には2回目のサーベイを実施しました。

Poy氏:全体的にエンゲージメントスコアの上昇が明確に見られ、会社全体で従業員のエンゲージメントを強化できていることが分かりました。

また、スコアの向上以上の大きな変化として、あらゆる部門の従業員が、これまで社内で話題に上ることのなかった「エンゲージメント」という言葉を自ら語り始めました。

こういった取り組みは、人事からの発信や推進のみならず、各部門でも積極的に行動や会話が生まれることが、組織全体への浸透の上では、大事だと思っている中で、各部門のマネジャーが自組織の課題に向き合い、アクションプランを策定・実行をしています。

言語の壁がある日本人マネジャーも含め、マネジメント層が変わろうとする姿勢を示すことで、確実にメンバーの心に響いており、この活動が今、会社全体へポジティブな連鎖として広がっています。

そして新たに策定したミッション・ビジョン・バリューを、2025年10月に20周年記念式典にて、発表しました。

プロジェクトチームに参画してもらったローカル社員自らに、全従業員の前で、想いや背景含めて、共有してもらったのです。

その後も、策定したミッション・ビジョン・バリューを、社内報や日々従業員が目にするモニターに掲載するなど、現場レベルで触れられる環境づくりを行いました。

理念については、以前はスコアがあまり高くなく、これらの概念は広く認知されていませんでしたが、今では多くの従業員が私たちのミッション・ビジョン・バリューを理解していますし、サーベイの結果からも、その変化が見て取れるようになりました。

具体的には、理念に関する項目は期待度・満足度ともに向上し、他のエンゲージメント領域と比較して、相対的に当社の強みに変化しました。

なお、タイにおける組織づくりを考える上で興味深いのは、人口の約95%が仏教徒であるという文化的背景です。

タイでは宗教や信仰が人々の心の支えとなっています。そのため、会社と個人の結びつきを深める上でも、この精神性に着想を得た理念・ミッション・ビジョン・バリューに関するアプローチは日本以上に有効であると考えています。

今後もミッション・ビジョン・バリューを拠り所に、ローカル社員が主体となってロイヤリティの高い組織を実現し、会社を誇りに思う社員を増やしていきたいと考えています。

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は取材当時のものです。

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